《事例紹介》株式会社山口ナット世界を見据える100年企業の未来
こんにちは。
今回はシカクレタッチの事例をご紹介します。
■ 株式会社山口ナット様の抱える課題
そこで私たちはシカクレタッチを通じて経営者の想いを視覚化し、社内外へ浸透させるご提案いたしました。実施内容は、フェーズ1・想いを引き出すステップとして経営者インタビューと社員ワークショップ。フェーズ2・社内浸透ツール製作のステップでコーポレートイラストを製作することとなりました。それぞれの分野に分けて、内容について振り返ってみたいと思います。
■ 経営者インタビュー
山口ナットの未来や100年続く原動力となった「山口ナットらしさ」を言語化し、社員に伝えられるよう視覚化することを目的に山口社長にインタビュー実施しました。山口ナットのものづくりへの想いや、次世代のためにできること、次の100年に向けた組織づくりについてお伺いさせていただきました。ものづくりへの誇りやチャレンジ精神の重要性、また社員様への想いに感銘を受けました。
インタビュー内容は文字に書きおこして記事にし、納品いたしました。
■ 社員ワークショップ
ご納品したインタビュー記事をワークショップに参加いただくみなさまに事前に読んでいただき、記事の内容について話し合う社員座談会と言う形の社員ワークショップを実施しました。
共感したこと・気になった内容、今後ものづくりを続けていくために今ある大事にしたいこと・未来に向けて変えていくべきこと、今後山口ナットでどのような仕事をしていきたいか、といったテーマでざっくばらんにお話しいただきました。
お話しいただいた内容はリアルタイムでグラフィッカーがその場でイラスト化。これからの課題や理想など、イラストで俯瞰的に捉えながら話し合いをすることができ、充実した時間になりました。
■ インタビューと社員ワークショップを終えて
経営者インタビューと社員ワークショップを経て、社員のみなさんの考えや想いがグラフィックレコーディングで視覚化することができましたが、グラフィックレコーディングはあくまでも議事録です。
ワークショップ に参加されていない社員のみなさんや、社外の方にも山口ナット様の描く未来を伝えるため、コーポレートイラストの制作に取り掛かりました。
■ コーポレートイラスト制作
イラスト制作にあたって、ご好意で工場見学をさせていただけることになりました。
制作チームとともに山口ナット様の工場にお伺いし、実際に機械が動いている様子や、実際の製品、従業員の皆様の仕事風景などを拝見することができました。
工場見学の後イラストの方向性をお打ち合わせさせていただき、その際イラストに盛り込みたい要素をご提示いただきました。
どの要素も山口ナット様のこれまで築き上げてきたもの、これから目指していくビジョンに沿った重要な要素となります。しかし、これらの要素を1枚のイラストにするとなると要素が多く、わかりにくい印象になってしまうといった懸念がありました。そこで、各要素が情報として理解しやすい、アイソメトリックイラストの表現を採用し、地図のようなイメージでまとた、「山口ナットの未来予想図」という形のイラストで制作することに方針を決定し、2案ラフ案を作成しました。
制作する際には、イラストをただの俯瞰図にするのではなく、山口ナット様らしさを盛り込むため、工場見学の際印象に残っていたローラーのコンベアや製品を入れて動かすバットと呼ばれる箱を組み込む、従業員がかぶっていた安全帽で従業員を表すなどルールを決め要素を盛り込みました。
このラフ案からカラーテーマ、要素の整理などを行い、最終的に出来上がったイラストがこちらです。
6つの要素を6つのブロックに分け、センターに置いたスローガンとロゴ マークにつなげることで、全てが山口ナットの未来、これまで培ったものにつながっているというレイアウトのテーマに、山口ナット様らしい要素を足したイラストになりました。
■ 実施後の声
「社員ワークショップを実施したことで、社員が考えていることがわかり、グラフィックレコーディングで視覚化することができてよかった。」
「インタビュー、ワークショップを経て作成したコーポレートイラストは大切な財産として、さまざまな場面で活用していきたい。」
とご感想をいただいきました。
100周年という節目の機会に携われたことをうれしく思います。
改めまして100周年おめでとうございます!
ご興味ある方はぜひこちらのお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。