開業、経営、経営者の本を複数読んでみた
塾、飲食、小売の開業指南のような本を読んだ。著者やその他コンサル系が儲かるための本だなとしか思わなかった。程度が低い物に当たったのだろう、内容が薄いなんてもんじゃない。それこそネットで軽く検索すれば大量にヒットする情報をまとめただけだった。
経営に関しての本には理念とか方針、成功例と失敗例、今後の展望などがあった。ただ、ページのほとんどが経営者の苦労話だった。会社によっては従業員に経営者の著作を購入させて感想文を提出させるところもある。読み物としては、まあ、うん…時間を無駄にした。量産型自己啓発本だった。一つ気になったのは、申告の話がほとんどなかったこと。経営で最も大切なことの一つなのに。税務知識がなければ大変な目に遭うのに。これは個人でも集団でも変わらない。そこに言及する著作はあまり見当たらなかった。
経営者の本は歴史を知る資料のような物でもあった。やはり苦労話が多く失敗から成功を掴んだエピソードが目立った。人生、悲喜交交。他山の石。他者の体験を安全地帯から眺めるような楽しみがあった。また、経営と経営者を分けたのには理由がある。経営者の趣味全開の本があるからだ。これが一番面白かった。
具体的な名前を挙げようとも考えたが8冊のレビューになるので控えた。恐らくは大した物に当たらなかったのだと思う。個人的に今回の7冊は外れ。1冊は趣味本で、よかった。
これだから読書はやめられない。