MUFG、新ブランド立ち上げ グループ連携、マス層開拓
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、グループ各社の金融サービスを結集した新たなリテールブランドを立ち上げる。2025年3月末までに「三菱UFJダイレクト」アプリを刷新し、トップ画面で三菱UFJ銀行の預金残高、auカブコム証券の運用残高、三菱UFJニコスのクレジットカード利用残高などを表示。グループ共通のポイントプログラムも創設し、国内のマスリテール・ビジネスを強化していく。
MUFG各社の個人顧客数は延べ5700万人。グループ内の顧客データを検証した結果、20代で口座開設した顧客へのクロスセルの成否が顧客生涯価値(LTV)を大きく左右することが確認された。クレジットカードや住宅ローンなどの取引がある稼働顧客は全顧客平均に比べて、1人当たりの生涯利益が1.8倍も高い。新ブランドの定着などで、顧客基盤をさらに拡大し、クロスセルを通じて収益拡大を目指す。
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