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信金界、取引先のインド進出支援 ニーズ高まり、体制構築
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信用金庫業界は、インドへのビジネス展開を検討する取引先が増えるなか、進出に向けた支援体制を整備する。これまでは、文化や商慣習の違いから進出に後ろ向きな事業者が多かったが、取引する大手・中堅企業の進出が進み、その影響が信金取引先の製造業者などにも広がりつつあるという。こうした動きを受けて、情報発信や現地での販路開拓を支援できるサポートメニューを整えていく。
信金中央金庫が信金取引先約3800社に実施した調査によると、インドへの進出を検討する企業は年々増加している。直近の2023年度調査を前回調査(21年度)と比較すると、「新たな進出先として注目している国」として、インドが主要国のなかで最も高い伸びを見せた。回答を得た企業のうち、すでに進出済みの企業は50社程度だが、中国経済の失速のほか、ベトナムでの人件費上昇などを受けて注目が高まっているとみられる。
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