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常陽銀、シニアニーズをキャッチ 専任20人が外訪で開拓


スマイルフルパートナーのメンバー(10月31日、研修センター)

常陽銀行で高齢者の課題解決にあたる専任担当者「スマイルフルパートナー」(SP)は、外訪による困りごと相談が特長だ。従来、預かり資産や法人渉外、店頭窓口の担当者らで対応していたが、高齢化社会の深まりも背景に、高齢客支援に特化した体制づくりを推進。現在SP20人が活動中で、親族や相続世代にわたる取引の広がりも生み出している。

2020年の3人からの試行以来、人数や配置エリアを拡大。地区別の複数店を束ねた「ブロック」が活動範囲で、年齢人口などを分析し、現在の配置は茨城県内全29ブロック中、20カ所。

全員女性で20~60代。各人が200~250先を担当し、各先へ月1回ほど訪問。

認知機能低下への対応や次世代への資産承継などをサポートし、簡易診断ツールも使って、悩みや不安を「見える化」。家族信託、任意後見、リバースモーゲージ、生前贈与、遺言作成、不動産の利活用――などが提案例。

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