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ひろぎんHD、プロ人材紹介で課題解決 内製化後に成約計40件超


ひろぎんホールディングス(HD)は、取引先の経営課題解決に専門知識を持つ「プロ人材」の紹介を積極化している。業務委託契約型のプロ人材紹介事業を子会社のひろぎんヒューマンリソース(HHR)で内製化。広島銀行の取引先を中心に、これまでに40件を超える成約につなげた。

HHRは2022年10月から、サーキュレーション(東京都)の「プロシェアリングパートナー」のスキームを始めた。同社が保有するプロ人材の情報をもとに、地域金融機関がプロ人材紹介業を内製化できる。HHRでは、出向者を2人受け入れノウハウを蓄積してきた。現在、取引先へのニーズの聞き取りやプロ人材の紹介、成約後のフォローなどを一貫して行っている。

プロ人材の紹介先は、主に広島銀行の各営業店から直接トスアップしてもらう。本部を通さずにニーズ・案件を把握できるため、「紹介までの流れがスムーズに行える」(HHR)という。プロ人材の契約期間や頻度の設定は、HHRが取引先を訪問し、要望に応じて調整している。

業務委託契約型のプロ人材活用は常勤雇用と比べて、企業側の費用負担が小さいことが魅力の一つだ。HHR人材紹介事業部の稲野裕介部長は「特に採用部門やデジタルトランスフォーメーション(DX)関連のプロ人材のニーズは高い」と話した。

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