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地銀、サステナ預金拡大へ 「金利ある世界」で商品差別化


地方銀行で、預金の充当先を環境やソーシャル分野への投融資に限定する商品を扱うケースが増えそうだ。「サステナブル預金」と呼ばれる商品で、京都銀行が9月から提供を始めた。こうした預金商品を評価する第三者機関には、地銀などから相談が寄せられている。「金利ある世界」の到来で預金の重要性が高まるなか、差別化の手段として注目を集めている。

サステナブル預金は、資金使途を環境問題や社会課題の解決に資する投融資に限定した商品。「グリーン預金」や「ソーシャル預金」は、それぞれ資金の充当先をさらに絞っていることが特徴だ。預金者は定期預金をすることで、こうした分野に貢献できる。法人は従来、専用の融資を受けることで貢献していたが、借り入れニーズがないケースもある。そのため、預金面から貢献を希望する法人も取り込むことが狙い。

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