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生保、重要情報シートを改定 外貨で「想定顧客」提示


生命保険会社は、外貨建て一時払い保険などの募集時に顧客説明資料として用いる重要情報シート(ひな型)を改定し、各商品の購入対象となる「想定する購入層」の記載を書き換える。10月以降、販売会社である地域銀行などに対し、新しいひな型を順次提示する生保が多い。

金融庁は、主要生保のデータから6割以上の保険契約が4年以内に解約・運用終了に至っている実態を把握。生命保険協会がひな型作成のガイドラインを改定したのを受け、会員生保が各商品の見直しを進めた。

多くの地域銀は、ひな型を概ね受け入れつつ、より幅広い想定顧客となるよう書きぶりを調整する見通し。販売ターゲットが過度に絞り込まれて顧客ニーズに応えるのが難しくなるのを避けるため。

日本生命保険は10月から、外貨建て一時払い終身保険「ロングドリームGOLD3」の想定顧客を「5年超の中長期の運用期間を確保できる顧客」とする。他の保険商品に関しても検討を進める。

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