読書の記録(2)
寺井奈緒美『生活フォーエバー』
著者は短歌専門誌を見て「やはり歌人の言葉選びって凄い」と書いているが、その言葉がそっくりそのまま当てはまるエッセイと短歌。
「言い換え」が秀逸で、こんな風に日本語を使えたら、自分にも他人にも優しい空気が流れるような気がした。
三國万里子『編めば編むほどわたしはわたしになっていった』
表紙のニットに惹かれて出会った一冊。
読んでいる最中に、思わずそでの著者プロフィールを見返した。そして文筆家ではないことを再確認し驚愕。 文章のように細やかで丁寧に編む著者の姿を想像した。
小沼理『Swamp Journal vol.1』
「悪意のある言説をちゃんとした知識で跳ね返せる」という文言が一番刺さる。 すぐに傷ついてしまう自分に必要な対処法だと目から鱗。
様々な社会問題も、難しいで済ませずに学ぼうと改めて思った。 サイズは小さいけど濃い一冊。