間違いって、授業のメインディッシュだよね
教育者の皆さん、授業で子どもが間違った答えを発表した時、どうしてますか?
どう声かけしてますか?
いわゆる誤答の取り扱いです。
今日はそんな算数のお話。
間違った答えが出た時に、その子のプライドが傷つかないようにどう扱おうか、どう否定しようか、なんて最初の頃は考えてました。
頑張って発表してくれたしなー
いいとこまでいってるんだけどなー
でもどう言おうか・・・
間違ってるよって?これ違うなぁって?
子どもに言ってもらう?
いろんなことを考えて、でも時間は待ってくれなくて。
練習問題もしないといけないからどうしようかってなる。
結局
これは、うーん・・・ここが違うね
こっちの方がいいね?そう思わない?
なんてやっちゃう。
間違った子は、なんとも言えない顔だったり、
恥ずかしそうだったり・・・
でも仕方ないじゃん、間違ってるんだもの。間違ったままじゃだめだし・・・少々傷つくのは仕方ない・・・って、自分を納得させようとしてる自分もいる。
そんなことありませんでした?笑
誰でも通る道じゃないかなー?(^^;)
今の私は、考え方が変わって、「間違えることが最高!」って思ってるから、机間指導で誤答が見られるときとか、考えが割れた時、必ず言っちゃう言葉があります。
それは、「刺激的な時間になりそうやなぁ!!( *´艸`)」です。
子どもたちはそう言われると、
「え!?ちがうん!?」
「うわー、自信ねぇー!」
とか笑いながら言います。
「ええやんええやん、楽しくなってきたなー!どんどんいこう!」
子どもたちは、それに対して
「まぁ、間違えた方が記憶に残るしな」
「多分私だわ。自分のできたとこまでいきまーす」
「自信ないから私から先(発表)いかせて」
みたいな感じになります。
人と違うことがどれだけありがたいか。
自分と違うことでどれだけ学べるか。
間違うことがどれだけ素晴らしいか。
違うからこそ伝え合えるし、そこに意味が生まれる。
そういうことをことあるごとに伝えている。
だから子どもたちも、間違えることは当たり前になりつつあって、失敗は嫌なんだけど、それを受け入れ、少しずつ変わっていこうとしている。
失敗はそこまで怖くないものになりつつある。
私たちは、正解が素晴らしくて、間違いはダメなものと捉えてる。
教えなきゃいけないことがあって、それ以外はダメだと捉えてる。
100点取ることが正義で、98点じゃ足りないと言う。
そう思っている教師は、多いんじゃないでしょうか。
私は、点を取ると言う小さな視点ではなくて、もっと大きな経験という視点で、物事を見た方がいいと思ってます。
私たち教師自身の物事の捉え方、思い込みが、子どもたちに見せる姿になり、その姿を子どもたちは覚え、真似ます。
私たちが言葉としてそれを与えますからね。
与えられたものを使って子どもたちは生きていくわけですから。
子どもたちは私たちの思い通りになるのではなくて、私たちのようになります。
これ怖くないですか?
子どもたちは私たちのようになります。
子どもたちは私たちのようになります!
子どもたちは私たちのようになります!!
私たちは、子どもたちに自信をもって、こんな大人になれ!って言えるような生き方、考え方、行動をしているでしょうか。
教師が100点取ることが正義!だと思っていれば、子どももそうなります。
99点は悪です。
教師が失敗なんてするもんじゃないって思ってたら、子どももそうなります。
失敗は恐れ、避けるもの、毒のようなものになってしまう。
夢を持って、いきいきしてほしいって願うのなら、私たちがそうでないと。
思いやりをもって、自分を他人を大切にしてほしいというなら、私たちがそうならないと。
悪口陰口言うな、卑怯だぞって言うなら、飲み会でのそれをどうにかしないと。
教師自身のマインドセット(思考・考え方)がそのままダイレクトに子どもに影響する。
つまり、教師のマインドセットを幸せでしなやかになれば、子どもも幸せでしなやかになるよ。と言う話です。
私にとって、算数での誤答は、授業のメインディッシュなので、今や子どもたちは、学び合いを嬉々として楽しんで、つなげて、自分たちの力で問題を解決します。
そして、
全員の意見がつながったな!すげぇ!ちがう意見全部必要だった!
〇〇さんの意見で気づけたわ。
あれがわかりやすかった!〇〇さん、ありがとう。
こんな風にお互いをたたえてます。
間違いが実を結びます。
そのおかげで、より深い学びができ、それを楽しめました。
そうやって誤答は最高のメインディッシュになります。
次もそんな体験を望みます。
(書きながら、彼らなかなかやばいな・・・と感心。)
「間違いは最高!」
「すっと解ける問題の何が面白いの?」
「意見が違うから、面白い学びができるんじゃん?」
教師の考え方を改めてみません?
言葉が変わり、行動が変わり、子どもたちも変わります(^^)
読んでくださり大感謝!
なんかとりとめもなく書いてしまいました。汗
失敗を恐れない子どもたちは、見ていてとても気持ちいいし、どんどん成長する姿を見るのは嬉しいです。授業はとっても楽しいです♪
教師をしていてよかったと思う瞬間ですねー♪
ニキチャコでした!まったね~♪