共感のもとは経験
私たちは、他人の気持ちを100%理解することは無理です。
なぜなら、それぞれが全く違う世界を生きているから。
体が異なる刺激を受け取って、脳がそこから情報を取捨選択して、かなり都合よく歪曲して作られているのが、目の前のこの世界。
あなたが見ている世界です。
私たちは全く違う世界を生きていると言えます。
※最下部記事参照
そうなった時、私たちが他人の気持ちを「理解した」って思うのは、ただの幻想だということになります。
100%理解することなんかできませんから。
でも現実問題、
気持ちを理解できた。
分かってもらえて嬉しい!
あの人は思いやりがあって、人の気持ちを考えられる人。
相手の気持ちを考えて、言葉を選んだり、使ったりするんだよ。
なんて言いますよね。
これはどういうことなのでしょう?
理解することなどできはしないのに。
気持ちがわかった。
というのは、自分の中にある似たような記憶と照らし合わせて、思い出しているだけ。
ではないでしょうか。
だから、「気持ちがわかった」と言いながらも、全く同じ気持ちであるはずもない。
その感情を得た体験自体が全く違うし、物事の捉え方も人それぞれ違うから。
イメージとしては、自分の中に経験っていう手札がたくさんあって、その中から、相手が言ってるものに近そうなものを選んで「これ?」って照らし合わせるようなもの。
私たちの本当の意味での「わかるわかる!」っていうのは、自分の経験の中で似たものを照らし合わせている行為と言えそうです。
だからこそ、「泣いた数だけ優しくなれる」のでしょう。
それだけ辛い経験の手札が多いから、色々な辛さに対応できるのです。
辛い経験をした人の長所ですね。
コミュニケーションにおいて、相手の気持ちを理解することはとても重要なことです。
本当の意味で理解することはできないけど、似たような体験を照らし合わせて感じることはできます。
経験は、共感のもとになるんです。
つまり、様々な経験を積んだ人の方が、共感の幅が広くなります。
行動した数だけ、経験した数だけ、手札が増え、共感できることが増え、人は優しくなれるわけです。
経験が少ない人は、その手札が少なくて、人の気持ちを理解しようとしてもできません。
似たような経験が全くないからです。
私はその手札持ってないよ。ってことですね。
こう考えると、やはり人生の先輩たちは、それだけ経験しているのだから、尊敬に値すると思います。
それぞれの人生を、地獄かもしれなかった人生を、懸命に生ききった人たちは、全員尊敬されるべきだと思います。
彼らの礎の上に、私たちは立っています。
そういったことをふまえて、私が子どもたちに教えていることがあるので、紹介します。
それは、経験こそが価値であること。
あなたはあなたにしか歩めない人生を歩み、あなたにしかできない経験を積む。
そうやって、あなたの価値を高めていく。
どんどん行動していこう
どんどん挑戦していこう。
その結果がどうであれ、その挑戦の数が、歩んだ人生があなただけにしかない、この世界にたった一つの計り知れない価値です。
その価値を誰かが必要としています。
経験こそすべて、ですよ。
その視点で見れば、どんなことをしたとしても、そんな結果だとしても、あなたは昨日よりも前進したと言える。
あなたはいつだって経験を積んで、より深みのある人になっているよ。
良いことも悪いことも、いろんなことをまんべんなく経験していこう。
未来の素晴らしい自分のために、今たくさんのことを経験しよう。
ニキチャコ学級ではいつもこんなことばかり話しています。
参考になったら嬉しいです😊
読んでくださり大感謝!
経験こそすべて。
こう思えば、生きてりゃすべて経験です。
あなたは生きているだけで価値がある!
ニキチャコでした!まったね~♪
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