のんびり 犬の一日っていいもんだ
朝4時半ごろニケは目を覚まします。その気配で私も…。起こしに来るわけでもなく、静かに私が動くのを待っています。
目が合うと嬉しそうにベットに上がってきて、「やっと起きたー」と言う風に顔をべたんとくっつけてきます。
私は一応今日も体が動く?か確かめるように手の指から一本ずつ動かし肩を回し、足を左右に倒したりしてやっとベットから起き上がります。
その間はおとなしくしてはいるのですが、大好きなペットボトルを噛んで遊びだすとそのぺこぺこと言う音が否が応でも早く散歩!とせかされているようで、私も観念して用意します。
ハーネスを胸のあたりに持ってくるとそーっと右足を上げて輪っかの中に足を入れます。そろり丁寧に片方ずつ。
カチンと背中を留める金具の音と同時にさあ出発。ドアを開けたとたん冷たい風のあいさつ。まだ真っ暗、5時過ぎですもの。でもそんなことはおかまいなしに足取り軽く階段をポンポンと降りて行くニケの姿は今朝も幸せそうです。
毎日毎日同じコース。飽きもせず…。
ようやく明るくなってくると公園でひと休み。
スズメ、カラス、鳩、ひよどり。昨日、目白を見ました。
5分ぐらい草の匂いを嗅ぎ、用を足して、嬉しそうに、無駄!にダッシュしたりクルクル尻尾を追いかけたり、お尻を上げて追いかけっこしようというように挑発します。後ろ足で、土を蹴ってご満悦の様子です。
私も腰の痛い日もあり足がつったりと寄る年波には勝てずですが、この時間を何よりも楽しみにしている彼女を見ると致し方なしと言うところです。
この子が逝くまでは何としても生きなくてはと、高齢になって犬を飼っている人の願いは同じです。
私はあまり情が深い人間ではありませんが、彼女に対しては「かけがえのない」という言葉がしっくりくるほど大切に思っています。
ほとんど吠えない。いつも静かにそばにいるかと思えばさっさと二階に上がって寝ている。気が向くと降りてきて、ボールを私の足元においてあそぼー!玄関近くで、気配を感じると低く吠えてピンポーンで、さらに吠えますが、「ありがとう。もういいよ」の声掛けでそそくさリビングに戻ります。ドアの陰から覗いているのも何ともいとおしい。犬バカ丸出しです。
たまにパソコンから目を離すとそこには…。大体昼間はこんな感じ。
お休みの日はまだ明るい時刻にもう一度散歩。今度は自ら違うコースを選びます。以前は海まで歩きましたが、彼女も行きはよいよいを分かってきたのか、せいぜいその半分の距離で引返すようになりました。
「今日も一日なーんとなく過ぎてしまった―」と後悔する様子もないニケですが、これが本当にうらやましい。これで生活の心配をしなくて済むなら、私も!と思う毎日です。
人間関係、仕事の悩み、子育て、巷ではいろいろ難解な事件も多く、今は病気にもなれない状況ですが、何かホッとする時間を持てれば、またいいアイデアも生まれてきそうですがいかがでしょうか?
よい週末になりますように!
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