冬の散歩はいいもんだ
昨日から散歩はニケと孫2人、そして私の総勢4人?となりました。
「何時に行く?」と毎回散歩の時間を聞いてきます。「5時半ごろかなあ」私はいつもの答え。
「起きないと行っちゃうよ」「絶対起きる!」
以前3歳の弟を置き去りにしたときのこと、毎回弟は恨めし気に、でも可愛い声で訴えます。
今朝も兄が起きてるアピールに来て、弟はまだ夢の中。何度か揺らしたら眠い目をこすりながら起きてきました。
散歩の準備が全員整うと出発!
真っ暗な空にパラパラと小さく輝く星。電柱の明かりが鈍く足元を照らしています。
ニケはいつもの坂を下りて、右に折れ公園が手始めの運動場です。
彼らも懐かしのブランコ,滑り台で遊んで、ニケを追っかけまわして、「はい、次!」決断するのはニケです。
2つ、3つと公園を回ると帰りたくなるのは兄弟。まだまだ途中とばかりいつもの道を進むニケは時々二人の顔を見ながら楽しそうです。
いつも最後の大きな公園でかくれんぼ。決まってニケは鬼。
どんなにうまく隠れても最強の鼻ですぐに見つけます。
身体も温まって、堪能した2人と1頭の後ろ姿はなんだか軽やかです。
兄が鼻歌を歌うと弟も。
ニケは二人を交互に見ながら歩きます。
早く帰りたい兄弟ともう少しのニケ。
標識の一方通行の標識が家の方角なら、ニケに教えます。
「あっちだよ!」ニケの行きたい道と一緒ならビンゴ!次は真っすぐと左折の矢印。どちらを選んでも家に近づきます。
選択したのはノーマークの右折。がっかりの二人の足取りが急に重くなります。
散歩の間中、いろんな話をしてくれます。ゲーム、学校、友達、習っているプールの話。いじめられた話。
みーんなひっくるめて彼らの生活。成長するための大切な経験。
「フーンそうなの。」「頑張ってるね。」淡々と答える私です。
私のこどもたちの時より何もかもが数段大人レベルに達して、なんでも習得の早い彼らですが、学校であったことやママに叱られたことは、いつの時代も同じだなあと思いながら、火曜日の朝は知らぬ間に明るくなっていました。