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日曜の朝っていいもんだ

今朝は早めに目が覚めました。窓の隙間風に起こされたようです。
ベッドの下で寝ているニケを見ようとそおっと頭を起こすと、もうそこには彼女はいなくて、ベットの衝立の後ろで座っています。

静かすぎて何をしてるのだろうとのぞき込むとばっちりと目が合って、途端に頭を左右に振って喜びの表情で隣に飛び乗ってきます。
頭だけピッタリ私にくっつけて、後ろ足は踏ん張ってパタパタと尻尾を振っています。「やっと起きた!」と言わんばかりで、彼女が次に何をしてほしいのかがよくわかります。

固まった体をほぐすまで5分。さすったり、くねったり、動き出すとおとなしくストンと降りてドアのところで待機しています。

日曜日の朝、もう少し明るくなるまでこのまま居たいなあといつも思うのですが、黒い瞳に見つめられると「わかったよ!」となります。

外は街灯の明かりと信号の鮮やかな赤、星はまばらで、細ーい三日月はいつもより大きく見えます。

最初は坂を下るのではなく上っていくのがいつもですが、てっぺんまで行くのに息が切れていた昨年、いつの間にか、知らぬ間にその場所まで来ていることがなんだか嬉しいのです。腰が痛い時はさすりながらその地点までに体との対話があります。

「年齢はただの数字」と言う言葉が好きですが、体の衰えは情けなく思うより、今まで文句も言わずに働いてくれたことに感謝すべきでしょう。

この辺りは三宮より1℃ぐらい低くて、夏は快適ですが、今の時期は好きではありませんでした。

イノシシは冬眠中なのか見かけることはありません。

どこに行くのも車の時代は過ぎて、歩け歩けとなった分健康になりました。

特に寒い朝、歩くごとに体に血液が回り出した?ように温まっていきます。

しばらく行くと信号待ち。律儀にお座りして待っているニケは毛足が長い分寒さに強そうです。

今年ももうひと月が経ちました。毎年一月往ぬる。二月は逃げる、三月去ると正月から三月まではあっという間に過ぎるといいます。
いつもは早く春になってほしいと思いますが、今年は楽しみがすぐそこまで来ています。冬季オリンピックです。

去年、東京オリンピックを観てあれから半年。そうなるとパリもあっという間にやってきそうです。
開会式はセーヌ川、両岸に立つモニュメントたちも参加して…。「スポーツを街の中に」がテーマの一つだとか。セーヌ川を国ごとに船に乗ってパレードする開会式なんて、やるね!パリ。ワクワクが止まりません。

朝食はいつもよりゆっくりと今日は息子も一緒です。

いつもはコーヒーとバナナが定番ですが、暖かい味噌汁がいいとリクエストがあり、玉ねぎを入れました。納豆には生卵と大葉。昨夜の残りの大根の煮物。たらこは少しあぶって。お友達から頂いたお手製の昆布の佃煮。

オリンピックの話が終わると明後日のサッカーワールドカップ予選の話題。
早く帰ってビールも用意してと小さな楽しみです。

寒い朝が味噌汁の温かさも相まっていい一日の始まりになりました。









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