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ニケと歩けば cinquante-deux

散歩の途中たくさんの犬に会います。それと同じぐらいラジオ体操で出てきたおじさんやおばさんにも。

朝の社交場はいつも賑やかです。よく飼い主と顔が似てくるといいますが、

なるほどと思えるカップル⁈が多く、名前も今やキラキラネームで覚えきれません。小さな犬種は可愛い服を着て愛嬌たっぷりです。

柴のグループもいて先程のキュートなグループとは正反対の柴イズムがあります。初めて会う犬にはあいさつ代わりのウワン!から始まりお互いレスリングの取り組みみたいにぐるぐる回って、お尻を嗅ぐまでしばし時間がかかります。認めると、じゃれあったり、一緒に走ったりしますが、突然何もなかったかのように、知らん顔で行きたい方向を見て飼い主を促します。つかみきれない行動が面白いです。

いくらおやつをくれる人でも必要以上に「よいしょ」はしません。

「この人スキ!」となれば、おなかを見せて撫でて頂戴とねだりますが、一緒にいるワンちゃんが近くに来ると低くうなります。わがままし放題です。

柴の子犬が可愛いと飼う人も多いですが、いつも傍にいて甘える子犬との生活を夢見ていると、あっけなく打ち砕かれ手を焼くことも多いそうです。

保護犬で一番多いのが柴。

猫のような性格がスキという人にとっては、愛さずにはいられない存在ですが万人向けではなさそうです。

私にとってはわかりあえる大切な存在です。



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