甘いもんはいいもんだ
どちらかと言うと、おかき、お餅が好きです。和菓子なら、桜餅、ヨモギ餅。あれ?やっぱりお餅!
ケーキはショートケーキよりザッハトルテ。チョコレートは特別。ラミーは冬が来たのを教えてくれます。見つけると必ず買います。
食べ過ぎは慎まないとと思いながら、ついつい友達と「お茶しよう!」となりのみ物だけではすみません。
今日は「なだしん」のおはぎがセブンイレブンの出口のところに並んでいて、買い物も済ませたのに10個入りを抱えて、レジに逆戻り!なんて口がさもしいのでしょう。お三時には4,5人であっという間に無くなりました。
今はすでにダイエットに関心はなく、普通に洋服が着れるのを良しとしようとなりました。なんでモデルになるわけでもないのにカロリーばかり気にしていたんだろうと若い時の我慢はどこかに飛んで行ってしまったようです。
甘いものはホッとする。みんな同じです。
そんなにストレスを抱えているわけでもないのに一日に一度は何かを口に入れてます。
熱い日本茶を入れてしばらく両手で器を抱きます。ほうじ茶、玄米茶、煎茶、何ともいい香りと温かさが伝わります。湯気をふうふうしながら飲むお茶は体全部を包み込んでまさしくダブルでホッとします。
風邪にはお茶がいいと聞いて以前より飲むようになりました。
和菓子で季節を感じるのも好きです。百貨店の高級なのもいいですが、市場の庶民的な和菓子屋さん。
春は桜餅。クレープのような上品なものではなく米粒がぎっしり押し合いへし合いしていてしょっぱい桜の葉っぱで巻いたあれ!
ありがたいことなのか今では年中売られています。
五月は子供の日の柏餅、味噌あんではなくこしあん。
夏は水ようかん。冷やしてつるんと。のど越しのいいのとあんこのほのかな香り!
秋は栗の入ったものなら何でも。
冬にはお餅です。祖母が大きな火鉢に網を置いて高めの網台を赤く燃える炭の上に置くと丁寧に等間隔でお餅を載せていきます。
少し膨れてきつね色になったらひっくり返しますが、なかなかお箸は動かず
ジーと膨れ具合を見ています。焼けるとお醤油の中に。ジュッ!と音がして香ばしい。「のどに詰めんようにゆっくり食べなさいよ!」毎回警告されます。
主人はきな粉にお砂糖をまぶして安倍川餅を作るのが得意で、普段は台所なんぞに入るもんかといった昭和男子でしたが、こればかりはいそいそと手際よく作っていました。
傍で見ている私は祖母と同じように「のどに詰めないようにゆっくり食べなさい!」と子供に言います。
義父はノリを巻いて、義母は可愛い息子(主人)が作った安倍川が一番!とほおばります。
今はトースターで焼くお餅ですが、それでも もくもくと入道雲のように膨れだすのを見るのは楽しいものです。ついついのぞき込んで眺めます。
全くお餅に興味のないニケは、ストーブの前に陣取って、暖を独り占めして満足げです。
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