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ニケと歩けば  cinquante-dix


今朝も昨日と同じような鉛色の空模様で、何時降り出してもおかしくない

雨を含んだ空気です。

公園に行くとあちこち足早に散歩をする柴犬と飼い主の姿。

みんな雨が降り出す前にと急いでいます。挨拶もそこそこに方々に公園を出て行きます。

自粛に加えて大雨。今年のお盆はご先祖さんもゆっくりされたかどうか気になりますが、私たちはこんな時も散歩を楽しんでいます。

八月になると戦争に行かれた男性。寄り添う奥さまや恋人、家族がいたこと。私たちには想像もできない戦後を生き抜いてこられたこと。両親たちの青春時代のこと。いろんなことが頭をよぎります。決して次の子供たちにそんな時代が来ないようにと祈るばかりですが、その当時「なんてつらい時に生まれたんだろう」と悔やんだ方はどれくらいおられたでしょう。心で思っても決して口に出せなかった時代です。

今は自由ということがすべてにおいて当たり前になっています。

自由のありがたさを感謝しつつも身内だけにとどまらずその時代に生きた方々に深い畏敬の念を抱くことを忘れずにいたいものです。





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