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クォーターライフクライシスとは?原因と対処法

こんにちは、日々にじゅうまるといいます。

みなさんは、「クォーターライフクライシス」という言葉をご存知でしょうか?

これは、20代から30代前半にかけて起こる人生の不安や混乱の時期を指します。

主な原因は、将来のキャリアや人生の方向性についての不確実性、社会的期待とのギャップ、経済的な不安、人間関係のプレッシャーなどです。

この時期は、大学卒業や社会人生活の始まりなど、大きなライフステージの変化が重なるため、自分自身の価値観や目標が揺らぎやすく、自己疑念や焦りを感じることが多くなります。

この時期、人生の方向性やキャリア、人間関係、自己認識などについて深く悩むことがあり、それが「クライシス(危機)」として感じられるのです。

現代の若者は、選択肢が多い社会に生きています。

インターネットやSNSによって、他者の成功やライフスタイルが簡単に目に入るようになり、その結果、自分自身の人生と他人を比べてしまうことが多くなっています。

また、親や社会からの期待、自己実現へのプレッシャーも大きな要因です。

このような要素が複雑に絡み合い、自分が本当に何をしたいのか、どこに向かうべきかを見失うことがクォーターライフクライシスの特徴です。

今回は、私がクォーターライフクライシスを実際に体験した時のお話と、その具体的な対処法をお伝えします。


クォーターライフクライシスの時期の話

私がクォーターライフクライシスを体験したのは、就職してから2年経った頃でした。

入社直後から会社でしんどい思いをすることが多く、自分自身の能力に大きな疑問を持つようになりました。

私の部署ではしばらく新入社員が入ってこなかったため、いつまでも一番下っ端の、落ちこぼれであるように感じていました。

新卒入社の社員は、入社したての頃から、へたをすると面接の段階から優劣がつけられ、一つ一つの仕事の中で出世コースに乗るかどうかが決められていきます。

そのうちに、出世コースに乗れない自分に失望すると同時に、「この仕事が本当に自分に合っているのか」、「もし合っていないとしても、ここでうまくやれない自分に転職などの選択肢はあるのか」と将来への不安を感じるようになりました。

さらに、今ではネットやテレビで活躍している人の情報を瞬時に手に入れることができます。

歳は関係ないことはわかっているものの、私よりも若く優秀な方々がさまざまな分野で活躍しているのを見るたびに、自分が何者にもなれていない気がして苦しくなっていました。

今では、一番辛い時期は終わった感覚がありますが、それでも今も将来が不安になって悩むことは多いです。
なので、いまだにクォーターライフクライシスの真っ最中とも言えます。

クォーターライフクライシスは誰にでもある

クォーターライフクライシスは、特定の人だけが経験するものではありません。

実際、この時期に悩むことは、多くの人が経験する普遍的な現象です。

現代社会では、特に若者が早期に成功を求められることが多く、そのプレッシャーがクォーターライフクライシスを引き起こしやすくしています。

この危機は、ただの迷いではなく、自己探求や成長の過程でもあります。

自分自身の価値観や目標を再評価し、将来に向けて新たな道を模索するための機会です。

この時期に経験する悩みや不安は、将来的に自分自身を強くし、人生の方向性を見つけるための重要なステップとなります。

私自身も、このクライシスを通じて、多くのことを学びました。

他人と自分を比べることの無意味さや、自分のペースで人生を歩むことの大切さを理解するようになりました。

結果として、クォーターライフクライシスは自分を見つめ直し、より良い人生を築くための重要な時間となったのです。

クォーターライフクライシスの時の対処法

クォーターライフクライシスに直面したとき、どのように対処すれば良いのでしょうか?

私が実際に行った対処法を4つご紹介しますので、ご自身に合うなと感じる方法があれば、ぜひ試してみてください。

自分を見つめ直す時間を持つ

まず、自分自身と向き合う時間を確保することが重要です。

仕事や日常の忙しさに流されるのではなく、時には一歩立ち止まって自分の気持ちや価値観を考える時間を作ってみましょう。

下記のようなことを考えると、自分自身への理解がかなり深まります。

・今、自分は何を悩んでいて、その原因はなんなのか?
・悩みに対する対処法は何かありそうか?
・自分は本当は何がしたいのか?
・自分は何を大切にしているのか?
・どんな人生を歩みたいか?(どんな人生だと幸せを感じられる?)

また、一度考えて出た答えも、時間が経っていろいろな経験をすることで変わっていくことも多いため、定期的にこういう時間を取ることが大切です。

他人との比較をやめる

他人と自分を比較することは、クォーターライフクライシスを悪化させる一因です。

特にSNSでは、他人の成功や華やかな生活が強調されがちですが、表面的な情報に惑わされることなく、自分自身の歩みを大切にしましょう。

他人の人生は他人のものであり、自分には自分のペースがあります。

誰かよりも優れていることが、必ずしも自分を幸せにするとは限りません。

自分や自分の周りの人が幸せに生きることを目指していくことが大事なのではないでしょうか?

プロフェッショナルの助けを借りる

もし、自分一人で解決できないと感じた場合は、プロフェッショナルの助けを借りることも選択肢の一つです。

カウンセラーやライフコーチに相談することで、自分の考えを整理し、新たな視点を得ることができるでしょう。

専門家と話すことで、心の中に抱えている不安や悩みを客観的に見つめることができるかもしれません。

私は心理カウンセラーに会いにいきました。
しっかりと話を聞いてくれて、自分が仕事で大切にしている価値観を明らかにするための方法もアドバイスいただきました。

プロならではの視点もあると思いますので、気楽な気持ちで頼ってみると良いと思います。

新しい挑戦をしてみる

クォーターライフクライシスを乗り越えるためには、新しいことに挑戦することも有効です。

この時期には就職などの新しいライフイベントを通して自信を失ってしまう方が多いと思います。
そんな時に、新しいことを始めると視野が広がったり、楽しさや上達を感じたりすることで、新たなエネルギーが湧き上がってきます。

例えば、新しい趣味を始めたり、海外旅行に出かけたり、これまでに興味があったけれど挑戦できていなかったことを試してみるのです。

私のおすすめは運動習慣をつけることです。

筋トレをすることで、自分の体も目にみえるくらいに変わっていくので、自信につながります。

私はジムに通い始めて、ダイエットと姿勢改善に取り組みました。
これは今でも継続していて、ジムに通うことは私の趣味の一つになりました。

支え合える仲間を見つける

クォーターライフクライシスを乗り越えるためには、同じような悩みを抱える仲間と支え合うことも大切です。

友人や家族と話し合ったり、共通の趣味を持つ人々とつながることで、自分だけが悩んでいるのではないことを実感し、安心感を得ることができます。

悩み事は誰かに話すだけで楽になるものですよね。

孤独感を感じるときこそ、周囲のサポートを得ることが大切です。

いかがだったでしょうか。

クォーターライフクライシスは、多くの若者が経験する人生の転機です。

自分自身の価値観や目標を見直し、新たな方向性を見つけるための重要な機会です。

この記事で紹介した対処法を参考に、クォーターライフクライシスを乗り越え、より充実した人生を築いていくための第一歩を踏み出してみてください。

あなたが直面しているこの時期は、決して無駄な時間ではなく、自己成長のための大切なステージなのです。

この記事が、みなさんのお役立てると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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