見出し画像

分かれ道を選択しながら日々歩いている

生きていると人生は分かれ道だらけです。その折々で選択を迫られます。

その中で私には大きかった分かれ道は?と考えると...
ひとつは離婚した時でしょうか。

専業主婦を楽しんでいた私は
離婚したらまた仕事に戻れるのか?
住む所はどうしよう?
子どもへの影響は?
世間体は?
両親には何と説明しよう?
心配事が波のように押し寄せてきて、一時はすがりついてでも、
この結婚生活を続けた方がいいのではないかと考えました。

ですが、子どもにとって父親がいる事より、その父親とケンカをしている
姿を見せない方が良いと思いました。
住む所は仕事をすればなんとかなる、世間体なんか私が気にしなければ
いいんだと考えました。
幸い両親は優しく受け入れてくれ、私が働きに出る間、子どもが寂しい
思いをしないように同居してくれました。

さりとて何故私がこんな目に合わないといけないのか、理不尽さで心情は
ドロドロとしていて、不安️でいつも泣きそうでした。
でも、一番寂しい思いをしているのは子どもだと思ったので、子どもの
前では笑っていようと決めました。

紆余曲折、 悪戦苦闘、 贅沢はさせてあげられない、不便なことも
色々ありましたが、私は子どもがいるだけで幸せなのです。
不便も不自由も工夫して楽しく過ごしてきました。
あの時離婚していなければ、経済的には困らなかっただろうけど、子どもの進路について揉めていたかもしれない。
ケンカがエスカレートして最悪は事件になってたかもしれない。

今は、私の選択は間違っていなかったと思います。
どんな選択であれ、誰かに相談したであれ、最終決断を下すのは自分です。

全て、人生は修行のようなもの。どんな結果であれ、乗り越えて行く。
そんな覚悟をした私の離婚劇でした。

離婚してホント良かった(笑)


もうひとつ、究極は父の選択です。

昔  話してくれた戦時中の話で衝撃的な物は私の頭から離れません。

父が食堂で食事をしていたら、上空に戦闘機が飛んできたそうです。
逃げる間もなく空からの機関銃の弾が目の前の父の丼を弾き飛ばし、目の前で食事をしていた方にも当たってしまったそうです。
もし、父とその方が逆の席に座っていたなら私は今、こうしてこの世にはいません。
何気なく座った場所の選択で命を落とすようなことになるなぞは、現代では考えられません。
平和の大切さを噛みしめた話でした。

もし、日本でもまた戦争になったら、自分で自分の道を選択できなくなる
かもしれません。
望んでいない方の分かれ道を、歩かされる事になるかもしれません。

これ以上戦争が起こりませんように。
今、起こってしまっている戦争が一日も早く終結しますように祈ります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?