ピーマンが嫌いなら食べなくてもいい
ピーマンが嫌いな子どもは多いと思います。
そして、嫌いなピーマンを子どもに食べさせようとする親の話もよく耳にします。
子どもの好き嫌いをなくしてあげようとしているのだと思いますが、私はしませんでした。
自分なら嫌いなものを食べさせられるのはイヤだし、食事は楽しくいただくものだと思うからです。
『ピーマンは嫌いだけど好き嫌いをなくしたいので、頑張って食べてます』と言う大人をあなたは見たことがありますか?
お母さんたちは、子どもが嫌いな食材を食べられるように苦労して工夫します。
特に自分が美味しいと思う物や、身体に良いと言われてる物は勧めたくなりますよね。
でもね、納豆が嫌いなお母さんはそもそも納豆を買わないでしょう。
子どもが好きな物ばかり食べて栄養が偏るのは困ります。
お菓子ばかり食べるのは言語道断です。
でも、健康を害さない程度の偏食ならば、ピーマンが食べられなくても問題はないでしょう。
ネギが嫌いな大人は、おうどん屋さんで「ネギ抜きで!」と、注文しますよね。
私なら何か物足りないと思うけど、人の価値観はそれぞれ違ってていい。
食事は楽しくいただくのが一番です!
食わず嫌いだっただけで成長の過程で食べられるようになる物もあります。
長い目で見守ってあげましょう。
(食べ物の好き嫌いは許してもお箸の持ち方は厳しく躾けましたけどね。)
食べ物の好き嫌いと同様に人の好き嫌いも必ずあります。
誰しも好きな人もいれば苦手な人もいますよね。
学校では『みんな仲良くしましょう』って教育されますが、先生同士ってみんな仲良しでしょうか?
学校でも社会でも、ランダムに人が集まれば必ず!苦手な人っていますよね。
社会に出れば色々な人と関わっていかなければならないのです。
学校でも然り、仲良しと思っていたお友達ですら、何かのきっかけから距離を置く存在になることだってあります。
苦手な人を攻撃したり傷付ける事は絶対にしてはいけないと教えながら、
苦手な人とどう付き合うのか、距離を置いて上手く過ごすにはどうすればいいのかを教えてあげることも大切なのかと思います。
甘やかすのではありません。
嫌いなものを克服することも大切です。
でも、それが子どもにとってマイナスにならないのなら、子どもの嫌いなものを無理に好きになろうとさせる必要はないと思います。
ピーマンが嫌いなら食べなくてもいい、そして苦手な人とは無理に仲良くしなくてもいいと私は思います。