【自動思考を止める】開始から3ヶ月経った今の気づき
7月から自動思考を止めるための取り組みを始めてもう少しで3ヶ月というところです。
結果として今も自動思考は止まっていません。ですが、日々の生活の中でささやかな気づきや変化があります。今日はそのことについてお話しします。
その前に自動思考とは何か簡単に触れておきます。自動思考とは頭の中に勝手に浮かんで来る雑多な思考のことです。
例えば、今家にいるのに職場での嫌な記憶がフッとよみがえってきたり、急に未来の生活の不安がわいてきたり。
そして気づくとそれらの思考にいつの間にか支配されて、グルグルと考え事をしてしまう。
きっと誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。
その自動思考を止める方法が上記のYouTubeで紹介されてますので、気になる方はぜひ見てみてください。
今までご飯を味わえていなかったことに気づいた
上記YouTubeに紹介されているエレベーターの呼吸は、「呼吸を通して自分のお腹の中に意識を向ける」という行為です。
最初は何のためにそれをやってるのかよく分かりませんでした。ですが、分からないなりに続けていると、無駄な思考のない時間がちょこちょこと出てくるようになりました。
すると、食事の時間も「あ、今自分はご飯を食べているな。」と今にとどまれるように。
これまでの私は、食事中はどんなに美味しいものを食べていても、「美味しい!」と感じるのは最初の一口くらいで、あとは「早く食べなきゃ!」と焦ってお皿を空にすることを目指していました。
子供の頃とても食べるのが遅くて、いつも親に急かされていたので、今でも早くしなきゃという思いがあるのかも知れません。
またある時は食事中にテレビやYouTubeを観て、味もよく分からないまま食事を終える。
食後にどんどんお腹がパンパンに張ってきて、まるで妊婦さんのようになることも日常茶飯事でした。
どうやら食事中にたくさんの空気を飲み込んでいることが原因みたいです。
こんな感じでいつも食事に集中せずに早食いしたり、ながら食いをして味わうこともなく、よく噛まずに食事してたのだと思います。そこに冷えが加わって、毎年秋から冬にかけて胃痛に苦しむのが私のルーティンでした。
今ここにとどまれるとご飯がおいしい!
ある時レストランで、ランチセットのカボチャスープが出てきました。
今の季節にぴったりのとても濃厚でおいしいスープでした。
ですが、一口飲んで「美味しい!」と感じたたのに、気づくとまたせっせと「早く!早くなくなれ!次の皿が来るぞ!」と急いで口に運んでいる自分に気づきハッとしました。
あれ?まるでノルマをこなすようにスープを飲んでるな…と気づき、もう一度ゆっくりとスープを味わいました。「やっぱり美味しい…」
焦っている時って味があまり分からないんですね。改めて味わってゆっくり飲もう!と思った時にはもうスープは残り少なくなっていました。
油断するとすぐこうなってしまうのでまだまだなのですが、格段にご飯を味わって食べられるようになりました。するとありがたいことに?今年は胃痛に悩まされていないのです。
食事が美味しいだけで幸せ度は上がる!
日々の生活の中で、ささいなことに喜べるようになると人生は豊かになると思います。
食事ひとつでも、うわの空で食べているのと、一口ひとくちを味わって食べているのでは感じられるものが全然違いますよね。
今まで目の前にたくさんあったささいな幸せを、うわの空で見逃して「あれもないこれもない」と愚痴を言いながら生きていたんだなと思います。
もっと今あるものに目を向けて丁寧に生きていきたい。そう思っています。
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