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ストーリーを超えた普遍的な生きる喜び_絵本『夜のおたんじょう会へ』新装版コラムvol.07

〜作者きたによしこの備忘録〜

⑥のつづきです。

〈The Worthless(ザ・ワースレス)のこと〉

新装版の『夜のおたんじょう会へ』は、絵本からインスピレーションを得て、作詞作曲されたコラボ楽曲を聴く事ができる絵本として生まれかわりました。

奥付(絵本の中ページ、中表紙の左横)にある、QRコードを読み取るとThe Worthless(ザ・ワースレス)さん作詞作曲の「はじまりのうた」を聴くことができます。
ニジノ絵本屋さんとコラボしてザ・ワースレスさんは「絵本」のインスピレーションからこれまでにたくさんの楽曲を作詞作曲、演奏してきました。

それが一冊の絵本になったのがザ・ワースレスさんの『OPEN』なんです。
ものがたりの中ではいろんな実在する絵本が登場します。
『夜のおたんじょう会へ』も登場するんです。

『夜のおたんじょう会へ』登場がするシーン

今回の新装版にQRコードが配置されたことによって『OPEN』と『夜のおたんじょう会へ』が繋がったというわけです。
面白いスタイルですよね。

「はじまりのうた」は絵本のストーリーを超えた普遍的な生きる喜びみたいなものを歌ってる気がして歌詞で

「あなたが生まれた日のことを
覚えているよ。もっと前から ずっと前から」

…前から知っていたんだね…。
って思うと、何かじーんときます。

The Worthless(ザ・ワースレス)
ステージではマリオネットがおどっているし、うたっているのは4人のヒゲ。よく見ると、パーカッションは洗濯板だし、マッシュルームカットの姉妹はソックリ双子。映画みたいに絵本を読んだり、ただただ楽しい歌をうたうよ。

▼きたによしこの絵本はコチラから

きたによしこ
絵本作家・イラストレーター

愛媛県在住。印刷会社でグラフィックデザインに従事し、その後イラストレーターに。2014年に絵本『夜のおたんじょう会へ』を出版。2022年5月英語・イタリア語併記で、ニジノ絵本屋より新装版を出版。『ぼくのグローブでとれるかな?とれるかな!?』(出版:GLOBAL PORTERS)では作画を担当。ブックデザイナーとして、『そしておめでとう』(詩:瀬戸口清文・絵:えがしらみちこ)『あさごはんのたね』(原案:AGRI BATON PROJECT・作・絵:小林由季)『種をあつめる少年』(作:さわのめぐみ・絵:中村まふね)を手がけている。


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