ソプラノ・ヴォーカリスト:渡辺麻衣
大阪音楽大学音楽学部声楽科卒業。クラシック、童謡・唱歌、ポップス、ミュージカルなどなんでも歌います。即興演奏にも興味あり。歌から得たことばを伝え続けたいです。
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超ふわっとした楽譜のはなし。楽譜に書いてあることと、書かれてないけど(眼に見えないけど)書いてあること。全部きっちり歌って初めて自由に歌える
zoomレッスンでした。 今日のレッスンで伝えたことは、 「楽譜に『書かれていること』と 『書かれてないけど(眼に見えないないけど)書いてあること』を 同じくらいきっちりと歌ってください」でした。 楽譜に向き合って、楽譜に書いてあることを忠実に再現することは決して「窮屈」「面白みがない」「型にはまった」ことではありません。 むしろ、最初にしっかりと楽譜をみて、楽譜に書かれていることを余すところなくきっちり歌ってはじめて、自由に歌えて、楽譜を離れたときに自分の歌になるのだと
<練習の仕方。外国語の歌を楽譜を見ながら歌うとき①母音→子音の順に見ながら歌う②母音の形を決め③決めた形に母音を歌いきる(始まり~ゴールを自分で認識して歌う)>
生徒さん向けに書いてみました。 アルファベットの歌詞(英語・ドイツ語など)が書いてある楽譜を見ながら歌うとき、どちらから読んでいますか?もちろん、前から読むのですが、時々提案している練習があります。私はよくこうしています。 例えば、ドイツリート。 ドイツ語の 「Schmertz 」 という歌詞が音符の下に書いてあるとします。 schmを当然先に発音しますが、その時に少し視点を変えてみます。 母音のeを先に見るのです。そしてその母音を先に喉の奥で用意してからschを発音しま