必要な道
こういう言葉は振り返った時にわかるものなのでしょうね。
自らの意思で読んだ本の中で出会った言葉だから
"いつか本当の自分になったときにわかるものなのかもしれない"
そう思えています。
本当の自分って何だろう‥と考えつつも。
でももしこれが誰かに言われた言葉だったら?
相変わらず私は反発していたことと思います。
相手が健常者であれば、なおのこと「やっぱり理解されない」そんな風に思ったかもしれません。
私には15年ほど遠回りした期間がありました。
今考えてもしなくて良い苦労をした期間でした。
今でもあの苦労はしないに越したことはなかったと思っています。が、あの15年がなければ今の自分は無いとも思っています。
そして、あの長く苦しかった時間を無駄な経験として終わらせたくない、そう思って日々を送っています。
今はまだくも膜下出血を発症し障害者となったこの道が必要な道だと到底感じられませんが、後に、この道も必要な道だったと思えたとき、病気になったことが無駄ではなくなるのかもしれません。
そしてもしかするとそう思えた時に初めて、私は障害受容ができたと言えるのかもしれないと思いました。