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「先生コーチ」のコーチとして私にできること

先生コーチとして3か月目

株式会社NIJINという大きな母体の中で、運営している先生だけに特化したコーチング事業「先生コーチ」。
「先生コーチ」のコーチとして活動させてもらい3か月が過ぎました。悩んでいる先生方に真摯に向き合い、寄り添うことを心掛けているところです。

これまでに11名のクライアントさんと出会いました。

クライアントさんの個人情報もあるので、全てをあからさまにはできませんが、今までに受けた悩みを2つだけ紹介しますね。(少しだけフィクションにしました)先生方が、どんなことで、どんな風に悩んでいるってことがわかるかも。

1 家事・育児・仕事の両立ができない。

Aさんは、3人のお母さん先生。6年主任・校内研主任、2つの公務分掌を持っている。自分の子供たちは、6歳(保育園)・8歳(2年生)・11歳(5年生)。2年生の子が、昨年度、入院してしまった。今年度は、毎週2回通院している。家の中がめちゃめちゃである。旦那が協力的でない。旦那側の両親が近くに住んでいて、手伝ってくれる。

Aさんは、話始めると、20分ほど声を上げて泣いていました。

「苦しい」「辛い」「いやだ」

この言葉を何度も言いながら、泣いていました。

先生という職業に就いたために、こんな風になったのかもしれない。
先生じゃなければ、こんなに大変じゃなかったかもしれない。

Aさんは、何度も自問自答を繰り返していました。
私は、聴くのみ。相手が落ち着くまで、聴き続けました。

落ち着き始めたら、私は、少しずつ質問をしていきました。

「今、一番困ってることは?」

「今、助けてほしいことは?」

「職場の人間関係はどう?」

「職場の上司はどう?」

様々な質問を投げると、いろいろと答えてくれました。
最後に、

私「旦那さんとはどう?」

Aさん「旦那との関係が一番うまくいってないんです。」

その後、号泣。

彼女が、この時間で一番言いたかったことかな。

本音が出たところで、ここからが本番。

うまくいかなくなった時期
うまくいかなくなったきっかけ
うまくいっていた時の事
どうしてほしいのか

具体的にアウトプットしていきました。そうすると、旦那さんに言いたいこと・旦那さんにお願いしたいこと・旦那さんに感謝したいこと、が具体的に整理整頓されて、私とのコーチングが終わったら、すぐに夫婦で話し合うと言ってました。

その後、Aさんからメールが届きました。

「先日はコーチセッション、ありがとうございました。1人で抱え込んでいたことが解放され、心がすごく軽くなりました。あのあと旦那と向き合いました。感情的にではなく、具体的な案を出しました。一歩進めた感じです。また連絡します。」

2 校内研副主任として、何していいのかわからない。

Bさんは、20年のキャリアを持つ先生。学年主任と研究副主任。
研究主任は、様々な研究会に入り、研究しまくっている30代。
でも、学校全体の研究がうまく進まない。いやむしろ、進んでいない。

研究副主任として、どう動いていいのかがわからない。

まずはじめに、校内研のテーマやテーマ設定の理由などを聞きました。すると、Bさんは、何かが足りないことに気づき始めました。(さすがベテランの先生です)

Bさん「足りないのは、児童の実態把握です。」

児童の実態もわからないのに、テーマだけが浮いてる感じ。誰のために、何のためにやっている研究なのかがわからない。

さらに、先生方のつながりについて聞いてみました。

Bさん「誰も自分事として、校内研に取り組んでいない。」

私「Bさんの得意分野・できそうなことはないですか?」

Bさんが出した答えです👇。

1 職員が仲がいい方で、ほぼ職員室に先生方が集まるので、
  校内研コーナーを作る。(立ち話で話題作り。)
2 オンライン研修や研究会情報のチラシを貼って、職員集会の時に
  紹介する。(もちろん、授業てらすの番宣もしました(^_-)-☆)
3 若い先生方が、自主的に動くようなシステム作りをする。ベテランが
  動きすぎると若手は、動きにくくなる。
4 研究主任の得意分野を聞き出し、一緒に動いてみる

明日からすぐできそうな内容を自分自身で出していました。
(さすがベテラン)

その後、私あてにきたメールです。
「モヤモヤがスッキリしました。自分に足りないところ、明日からやれることが明確になりました。これからも、sandaさんには、進捗状況をお伝えしたいと思います。」


先生も教師である前に人間。



ほんのちょっとしたズレや思いが、思考を難しくしたり、ややこしくしたり・・・答えが見つけにくくなっちゃうんだろうね。

生きてるといろんなことがあるけど、誰かに聞いてもらったり、支えてもらったりすることで、立ち止まって考え直したり、行動できたりするんだろうね。

「先生コーチ」を通して、私にできることは何かを探し続けています。
先生方が笑顔でhappyな人生を歩めるように。


あー。私も誰かに話を聞いてもらおうっと(^_-)-☆


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