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中学校の先生と話していたときのことです。
「小学校の先生に変にほめられて育ってきた子がいる。うちは大規模校だから、小学校でよくても、もっとすごい人とたくさん出会う。そこで変にやる気をなくしてしまう子がいる。だから、小学校で、もう一度ほめることを考えてほしい」
たしかに、その通りですね。ちょっと反省しました。
「叱ることに失敗はあるけど、ほめることに失敗はない」
と考えてきましたので、どうほめると効果的か?は悩んできましたが、ほめてはいけないことについては考えたことがあまりありませんでした。

前にも書いたのですが、他の子と比べてできるからほめられるのか?
ほめられること自体が少ない子には、小さなことでもほめるのか?
たまたまいい結果が出たときもほめるのか?
ほめることは認めることです。認める対象を間違っては、変な意識を持たせることにもつながります。
そう考えると、ほめることにも、失敗があるのかもしれません。

小学校で、だれを、いつ、どのようにほめるのかを、将来のことも見据えてきちんと考える必要があるかもしれません。
どのように自信をつけて中学校に送り出すのか?
何に自信をもってもらうべきなのか?
子どもにとっての、本当の幸せを考えて接していく必要があるのだと思います。

                   三浦健太朗

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