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【トラウマ豆知識】トラウマに対するストレス反応「4F」
占い師をしつつ、トラウマケアについて学んでいる穂積歩夜(ほづみほよ)です!
今回も、さくっと読めるトラウマ豆知識をシェアします。
トラウマに対するストレス反応「4F」
トラウマを刺激されたときに起こるストレス反応には、「闘争」(Fight)、「逃走」(Flight)、「凍りつき」(Freeze)、「迎合」(Fawn)があります。英語の頭文字を取って、4Fとも呼ばれます。
闘争(Fight)
トラウマ刺激に対して戦おうとする反応です。
怒鳴ったり、暴力を振るうことで対処しようとします。
パワハラやカスハラの加害者には、この反応が出ていることも。
逃走(Flight)
危険を避けるため、その場から逃げ出す反応です。
凍りつき(Freeze)
戦うことも逃げることもできず、その場に固まってしまう反応です。
片方の親に子どもが虐待されているときに、もう一人の親がいたはずなのに、なぜ助けなかったのか、と責められる話はよくありますよね。
助けたいのに動けない、そんな時に起こっているのがこの「凍りつき」反応です。
迎合(Fawn)
ひどい目に合わされないよう、相手に媚びてしまう反応です。暴力を振るってくる相手のご機嫌取りをしてしまうのは、この反応です。
いずれも、自分の命を守るため、考える前に自然に起こってしまう反応で、自分ではコントロールすることができません。花粉が飛んできたときに、くしゃみが出てしまうのと同じことです。
だからこそ、こういった反応が自分や周りの人に起こっていると分かった時は、第三者の介入が必要。警察や各種相談窓口を積極的に頼りましょう。
自分の気持ちや状況が整理できない場合には、傾聴が助けになることもあります。お気軽にご利用くださいませ!
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