続・メンタルを整える〜在宅ワーカーの健康ケア(7)
崖っぷち作家のニジマルカです。
在宅ワーカーのための健康ケア7回目です。
6回目はこちら。↓
はじめに
前回、メンタルケアは2つに分けられると説明しました。
1.精神的な負担を減らす方向 (ノイズを減らす)
2.自己肯定を増やす方向 (良いシグナルを増やす)
ノイズを減らし、良いシグナルを増やすことで、メンタルのSN比を上げていきます。
今回は2.自己肯定を増やす方向で、自分がやってみてよかったことをご紹介します。
1.記録をつける
毎日の行動を記録していくと、自己肯定感が高まります。
最近はもうやっていないのですが、以前は1ヶ月分の表を作り、習慣にしたいことや挑戦している項目を書いて、その日にそれができたかどうか記録をつけていました。
項目はたとえば、「早寝早起き」「モーニングページ」「ウォーキング」「HIIT」「体操」「読書」「執筆」……などです。
新しい習慣をつけるには、記録をつけるのがとても効果的です。
メンタルに良い点は、「これだけのことをやってきた」と具体的に自分を肯定できるところでしょう。
毎日の生活は忙しく、すぐに過ぎ去ってしまいますが、記録をつけておくと、1日1日を積み重ねていることがよくわかります。
すると、自分を肯定する根拠ができるのですね。
どんな方法でもいいので、1年ほど記録してみると、自分がどれだけのことをしてきたか、その成果に驚くと思います。
私は、年末に記録を集計し、その年の行動を振り返っていました。
ウォーキングやHIITを何回やったか、早寝早起きは続いたか、何作書けたか、何冊本を読んだかなど、記録しておかなければすぐに忘れてしまうことばかりです。
そんな成果を上げた自分を褒めてあげないのは、ちょっともったいないと思います。
2.自分を褒める習慣をつける
ほとんどの人は自分を肯定する機会がありません。
自分の悪口はいつも言っているのに、褒めることがないのですね。
もっと自分に優しくして、褒めてあげた方がいいです。
おすすめは、夜寝る前に布団の中で自分を褒めることです。
今日やったことを振り返って、「よくやった」「えらい」と褒めてあげましょう。
なにかすごいことをしたから褒めるのではなく、ただ今日一日を生きただけでえらいと褒めてあげます。
バカバカしいと思うかもしれませんが、こういった習慣を持っているだけで、だいぶ気分が楽になります。
3.入力と出力のバランスを取る
情報や知識を仕入れてばかりいて、外に出さないと、気分が滅入ってくるようです。
どうしてなのかよくわからないのですが、やはり食べてばかりで出さないのは不自然なことなのでしょう。
話せる人がいるなら話せばいいでしょうし、ネットに出力するのもいいと思います。
今はブログやnote、またネット小説などもありますから、出力先には困りません。
誰も読んでくれなくても、出力するだけで心の安定に役立ちます。
ただネットの場合、反応(アクセス数やいいねの数など)がわかってしまうので、そこにこだわりすぎると逆に心が乱されます。
反応に振り回されるようなら、誰かのためではなく、自分のためにやっているのだと考え直しましょう。
4.自分なりの儀式を持つ
神頼みでもいいので、なにか儀式っぽいものを持っておくと心の安定に役立ちます。
「それをやっているのだから大丈夫」と思えるのですね。
ちょっと恥ずかしいですが、私は以下を習慣にしています。
・朝トイレの神様に挨拶して、掃除をする
・毎月30日に神社に行く
トイレに金運の神様がいるというのはよく聞く話です。
本当かどうかは問題ではありません。
それを毎日しているということが重要です。
30日に神社に行くのはミソカモウデと言うそうです。
その月にあったことを報告して感謝するだけですが、これも効果があるとかそういうことではなく、行動することが心の支えになるということでしょう。
遊びだと思ってやってみるのがいいと思います。
そういった「遊び」ができないようなら、ちょっと余裕がない状態かもしれません。
5.一番好きなものを持つ
自分の周りを一番好きなものだけで固めておくと、いつも気分よくいられます。
全部は無理にしても、いつも使うものは厳選して揃えてみるといいです。
高いものでなくても構いません。
それが一番好きかどうかが重要です。
見ているだけで嬉しくなるような物ばかりを周りに置きましょう。
カレン・キングストンという物捨ての大家みたいな人がいるのですが、彼女の言葉にこういうのがあります。
Keep the best, dump the rest.
一番良いものだけを取っておき、残りは捨てよう
無理はしなくてもいいですが、この言葉を基本にするといいと思います。
また、良い物で周りを揃えておくと、なにかのタイミングで貧乏になったときでも極端に落ち込まずに済みます。
貧乏で、しかも持っている物が安物ばかりだとけっこう辛くなります。
心は普段見ているものに大きく影響を受けるので、安物やあまり好きでない物ばかりの環境だと落ち込みが激しくなるのですね。
一番好きなものや良いものは自分を支えてくれます。
ですから、お金のあるときに多少投資して良い物を買っておくと、ピンチになったときでも、心が不安定にならずに済みます。
今回のまとめ
在宅ワーカーの健康ケア7回目「続・メンタルを整える」でした。
1.記録をつける
2.自分を褒める習慣をつける
3.入力と出力のバランスを取る
4.自分なりの儀式を持つ
5.一番好きなもので周りを固める
次回は「総まとめ」です。↓
それではまたくまー。