ノスタルジック【コトバビタミン】第60回
「牛乳びーとる」
おとぎの国の物語かな
大人には見えないものがあるらしい
本当にあるかも分からない光景に
白い頭の中 赤一色に染めてる
終わりかけのノートに明日の計画書いた
ラフな地図でも挙句の⭐︎印付けた
昨日の計画と少しの野心で
喜怒哀楽を戦艦に変える
どこまでいけるかも知らずにかかる魔法
誰かの声さえも聞こえないほど高鳴ってる
作りたてのボートに僕らのイニシャル書いた
探しに行こう 見えないとしても
寂しさで 話しかけた瞬間 魔法が解ける気がして
落ちた涙を数えて心で歌って
空に祈ってる いつの間に
いつまで経っても大人にならない僕らは
壊れかけのボートでも目の前にずっと浮かんでいる
ほら…
〈子どもの頃に見えていた光景や考えていたことを曲にしたもの。今もやってみたいな、その辺に落ちてる木で作ったボートで、池の小島まで渡る遊び〉
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