子宮内膜症の治療体験記①〜診断までに学んだこと〜
月経痛が人より重かったため、毎月、鎮痛剤を使わないと日常生活ができなかった。
ある日、自治体から知らせが来て子宮頸がんの検診へ行った際、左の卵巣が大きいことがわかり、血液検査も行った。
結果はこのまま放置すると子宮内膜症になる可能性が高いため、低用量ピルの使用を勧められた。今すぐどうにかなるわけではないが、3ヶ月後に検診に来るよう言われた。
しかし、ピルの副作用がどうしても怖かったため、一旦持ち帰り考えると病院を後にし、仕事の忙しさで3ヶ月後の検診も行かないままとなった。
検診に行くべき月からさらに5ヶ月後の月経終了後もなぜか歩くこともままならないほどの腰痛が続いた。整形外科なのかと考えたが、以前言われた子宮内膜症の話を思い出し、婦人科を受診した。
血液検査やMRI検査、超音波検査を行い、後日に結果を聞きに行った。まさかと思いながら、子宮内膜症と診断された。左の卵巣にチョコレート嚢胞ができていた。
手術か薬物療法かの大きな選択がまずあるが、大きさとして手術の域ではなかったため、薬物治療となる。さらに、何個かの薬の種類の選択肢を出された。もちろん、メリットとデメリットがあるため、次の月経まで一旦考えることとし、鎮痛剤のみを処方してもらい、その日は完了した。
39歳を迎えた月のことだった。とにかくショックでしかなかった。と同時に自業自得とも思った。がん化の可能性や不妊率の高さ、閉経までの付き合いなど、とにかく明るい先が見えなくなった。そしてこの痛みと闘っていくのかとも思った。親にも交際相手にも誰にも言えなかった。
ここで大切なことを学び痛感した。
月経痛が重い場合に一度は受診すること、放置しないこと、きちんと検診に行くこと!そして、一人で抱えず、身近で話せる人に話すこと!これは後にすごく大切になっていくこと。
月経痛の重さで受診したことはあったが、あの時、仕事が忙しいからと放置せずに、きちんと検診に行っていれば、病気は防げたのであろう。
この続きはまた投稿します。
毎回、学んだことをシェアさせて頂き、どなたかの力になれればと思います。