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自分の経験が悩んでいるどなたかの心をほんの1ミリでも軽くできたらと思いノートを投稿しています!

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最近の記事

子宮内膜症の治療体験記⑮〜様々な立場からのサポート方法〜

今まで細かく伝えてきたが、理由としては、子宮内膜症というものがこの世に存在することを知っていただきつつ、誰かの励みに、誰かの情報源になったら幸いと思ったこと。 今回がこのテーマでの投稿が最後になる。 様々な立場の方に向けて、励みと情報源になったらと思う。それぞれの立場の方へ向けて書こう。 【同じ病気で闘っている方へ】 症状も治療方法もそれぞれですが、この病気をまず知らない人が多く(自分も知らなかった)、理解してもらえることはなかなか難しいですよね。体の痛みはわかりやすいた

    • 子宮内膜症の治療体験記⑭〜退院そして術後の経過〜

      複雑な思いと術後の痛みと闘いながらも、それなりに睡眠は取れ、退院日の朝を迎えた。 ほぼ全部食べられるようになっていたが術後の痛みでゆっくりではあった。やっぱりご飯がおいしい!と思った。病院食のイメージがやはり覆った。素晴らしきご飯! 激しい運動はできないことや痛み止めやジェノゲスト等の服薬、退院後の生活について説明を受けた。こちらから、仕事の復帰について聞いてみると、個人差はあるが立ち仕事ではなければ数日で復帰する人もいると聞き、その予定で仕事先には連絡していた。 いざ退院

      • 子宮内膜症の治療体験記⑬〜手術翌日の闘いと入院生活〜

        痛み、喉の渇き、痒みと闘い、脚の痒みを麻痺させるために冷やしたため寒さで寝られないまま手術翌日の朝を迎える。 手術前日は数時間の睡眠かつ術後は丸1日寝ていない。朝6時頃、少し早いが水分摂取の許可が出る。水が飲める!こんな当たり前なことに喜びを感じる朝。当たり前なことを当たり前にできることに感謝。 朝食、お粥でおいしそう、お腹はすいている、一口二口で完了。相変わらず痛みで食べられず。なんなら胃痛もある。 麻酔科の医師が様子見で来てくれる。術後どうか聞いてくれたため、脚の痒みを

        • 子宮内膜症の治療体験記⑫〜手術当日〜

          手術当日の朝を迎える。体感として数時間の睡眠。朝一の手術。看護師の方が手術着等を持って病室に来た。着替える。いよいよだ。もう明朝まで水分は取れない。歩いて手術室へ向かう。 手術室に入る。独特な雰囲気。照明が特に白く眩しい。 諸々な確認をされ、昨日挨拶に来た助手の医師もいて、なんとなくホッとする雰囲気の方だなと思う。のも束の間、その隣にもう一人いる、あれ?手術用の帽子にマスクのため目しか見えないが、昨日失礼な発言をした医師でなはいか!なぜ、そこにいるのだ!手術の怖さや不安もあ

          子宮内膜症の治療体験記⑪〜改めて手術入院当日〜

          前回の投稿からだいぶ時間が空いてしまった。思い出しながら書いているため、どうしても手術延期の気持ちが蘇り手が進まなかった。でも、誰かの情報源になればと思って始めたことなので再開。 手術延期となりスケジュールはすぐには組めず、3ヶ月後の2022年10月末となった。気持ちの立て直しはとにかく大変だったが、準備は一度経験していることだったので要領は得ておりスムーズ、ただ10月末となると長袖になるためパジャマは買い直しとなったりと、準備品が多少増えたり変わった。 気を取り直してい

          子宮内膜症の治療体験記⑪〜改めて手術入院当日〜

          子宮内膜症の治療体験記⑩〜手術入院当日〜

          手術日までとにかく体調管理に努めた。コロナ渦もあり病院から入院2週間前からは検温と必要最低限の外出を言われていたため、とにかく気をつけていた。手術日が近づくに連れ、不安や恐怖に負けそうで、外に出てリフレッシュしたい思いだったが我慢した。 そんな中、入院1週間前に、片方の鼻の中におできのようなものができ痛くて仕方なかったため耳鼻科受診、化膿していたため治療として抗生剤の処方とのことだったが、副作用で下痢を言われたため、胃腸が弱いことを伝えると胃薬と共に処方された。服薬して数日後

          子宮内膜症の治療体験記⑩〜手術入院当日〜

          子宮内膜症の治療体験記⑨~手術の決断~

          手術を行うかどうかをとにかく毎日考えた結果、癒着が見つかり、癒着剥離することで痛みが軽減するのであれば手術しようと思った。腰にナイフ5本刺さったような痛みを2年抱えて、心身ともに限界だった。日常生活もままならない、なんとか仕事は在宅勤務のため行っていたが、明らかにQOLは低下していた。 そして、手術にて摘出範囲をどうするかについても考えた。妊娠希望するなら不妊率を少しでも下げないために病巣のみ摘出し少しでも卵巣を残す。妊娠希望しないのであれば、病巣がある卵巣を全摘出。個人と

          子宮内膜症の治療体験記⑨~手術の決断~

          子宮内膜症の治療体験記⑧〜痛み我慢からの新たな発見〜

          手術の有無を答え出さず延期し、とにかく痛みとの闘いをしていた。相変わらず、鎮痛剤は頭痛外来の制限があり、最低限にしていた。薬物乱用性頭痛には二度となりたくない思いで痛みと闘う日々。 延期決断から3ヶ月後、彼のお母さんは残念ながらお空に逝った。痛み抱えながら、悲しみと喪失感で打ちひしがれた彼を支えることは想像していた以上にきつかったのが正直な気持ちだ。 彼のお母さんが他界してから半年、気づいたら痛みをなんとかしたくて行ったセカンドオピニオンから1年が過ぎた頃、定期検診の際のエ

          子宮内膜症の治療体験記⑧〜痛み我慢からの新たな発見〜

          子宮内膜症の治療体験記⑦〜重なる時は重なるのが人生かつ命を考える〜

          賭けの手術。手術をすれば、なぜにこんなに痛みに襲われているのか、その原因が判明し除去できれば痛み軽減の可能性があるが、お腹の内部に何も問題がなければ単に病巣を取り除くのみとなる。 まず病巣を摘出する手術をするのかどうか、手術の場合は子供の希望の有無で、卵巣を可能な限り残存させる方法か卵巣を病巣ごと全摘出するかの選択に迫られる。 さぁ、誰に相談し、どう決めたら良いのか、相当に悩んだ。 本来なら、交際している彼に相談すべきだろう。しかし、この時点で、彼のお母さんのガン再発の治療

          子宮内膜症の治療体験記⑦〜重なる時は重なるのが人生かつ命を考える〜

          子宮内膜症の治療体験記⑥〜セカンドオピニオンの大切さ〜

          ディナゲストに戻り、痛み軽減の道がなくなり、ナイフが腰に5本刺さった痛みと付き合っていくのかと途方に暮れていたが、とある行動に出る。 主治医としては、痛みの原因を探るにはもう手術しかないが、病巣は手術の範囲の大きさではなく、年齢としても45歳以降であればガン化率が高くなるため勧めるが、最悪、手術して病巣は取れても何も原因が見つからなかったという結果にもなるとのことだった。 さて、どうするか、一人考えた。こういう時こそのセカンドオピニオンではないかと! セカンドオピニオンを

          子宮内膜症の治療体験記⑥〜セカンドオピニオンの大切さ〜

          子宮内膜症の治療体験記⑤〜3度目の転院と痛みの原因究明で痛感したこと〜

          薬物乱用性頭痛になり入院からの強引な退院。その後、頭痛とも闘いながら、食事もままならず、自宅療養が続いた。頭痛外来に通いながら婦人科にも通院となった。家の近くの婦人科に、薬物乱用性頭痛で救急搬送され入院となり未だにサングラスなしでは生活できず外出すらできなくなっりQOLがさらに低下したことを訴えた。そして、当時の医師からは、自分の力量ではこれ以上できないと、総合病院を紹介され転院となる。 総合病院内の婦人科に通うようになるが、通院が遠くなった。体もふらつく中で室内でもサング

          子宮内膜症の治療体験記⑤〜3度目の転院と痛みの原因究明で痛感したこと〜

          子宮内膜症の治療体験記④〜痛みの我慢と鎮痛剤の怖さから学んだこと〜

          黄体ホルモン剤のジェノゲストを服薬し、鎮痛剤のロキソニン使用率が下がると医師に言われていたが、腹痛、腰痛、骨盤痛と痛みと闘う日々で鎮痛剤の使用率はさほど変わらなかった。 鎮痛剤を使用しなければ外出はできない状態、しかし鎮痛剤をこんなに服薬していて良いのかと不安でもあった。 そんな中、彼が住む街への引っ越しに向けて痛みを我慢しながら荷造りを行っていた。痛みで思うような動きができず引っ越し日に間に合わないため、友人が荷造りを手伝いに来てくれた時、お腹の激痛に襲われた。ロキソニ

          子宮内膜症の治療体験記④〜痛みの我慢と鎮痛剤の怖さから学んだこと〜

          子宮内膜症の治療体験記③〜副作用や痛みとの闘いから気付かされた存在〜

          黄体ホルモン剤のジェノゲストの服薬開始後、自分の体はどうなっていくのか、女性としての人生どうなるのか等の不安を誰にも話せず、ひたすら副作用と闘っていた。 個人差はあるとは思うが、不正出血と体温上昇があった。不正出血はいつ起こるかわからないため精神的にもイライラした。体温については、元々の平熱が36℃あるかないかで低かったが、常に36.8℃の体になった。不正出血がいつ始まりいつ終わるのかわからない、体温が高くなり常にポカポカして倦怠感があり、とにかく誰か話を聴いてほしくこの辛さ

          子宮内膜症の治療体験記③〜副作用や痛みとの闘いから気付かされた存在〜

          子宮内膜症の治療体験記②〜転院と治療薬の選択から学んだこと〜

          診断が出てから、病巣が手術の大きさの域ではないことから薬物療法となるが、低用量ピルか黄体ホルモン剤の選択肢を言われた。ピルのメリットとして最も一般的な治療薬であり種類もある、デメリットとして40歳以上は血栓症のリスクが高まる、めまい等の副作用がある。黄体ホルモン剤のメリットとして長期間服用可能、デメリットとして不正出血やほてり、頭痛、悪心等の副作用がある。 この選択を考えながら、診断が出た婦人科に通い続けることも躊躇していた。なぜなら、子宮内膜症であると診断された時にあまりに

          子宮内膜症の治療体験記②〜転院と治療薬の選択から学んだこと〜

          子宮内膜症の治療体験記①〜診断までに学んだこと〜

          月経痛が人より重かったため、毎月、鎮痛剤を使わないと日常生活ができなかった。 ある日、自治体から知らせが来て子宮頸がんの検診へ行った際、左の卵巣が大きいことがわかり、血液検査も行った。 結果はこのまま放置すると子宮内膜症になる可能性が高いため、低用量ピルの使用を勧められた。今すぐどうにかなるわけではないが、3ヶ月後に検診に来るよう言われた。 しかし、ピルの副作用がどうしても怖かったため、一旦持ち帰り考えると病院を後にし、仕事の忙しさで3ヶ月後の検診も行かないままとなった。

          子宮内膜症の治療体験記①〜診断までに学んだこと〜