his~好きだけでは どうしようもない~
こんにちはTomoです。
先日hisという映画を観ました。
同性愛を題材にしている作品は後味が悪かったり、
ストーリーが目も当てられないほど辛いものだったりする
印象がありました。
しかしこの映画は違いました。
本作には、LGBTQ作品につきものの、偏見と無知にまみれた悪役が登場しない。LGBTQ(マイノリティ)VS社会(マジョリティ)ではなく、すべての人が社会の一員としてフラットに描かれる。 【公式HPより】
映画を観終わってから気づいたのですが、公式HPにも書かれていました。
簡単にストーリーを紹介させていただきます。
主人公の迅は周囲にゲイだと知られることを恐れ、
ひっそりと一人で田舎暮らしを送っていました。
しかし、学生時代迅に突然別れを告げた元彼の渚が
娘の空を連れて現れます。
3人で生活を送りながら、自分たちを取り巻く環境に
改めて向き合っていくという話です。
この映画の中で印象に残っているのが、
迅がお世話になっている
緒方のおじさんに言われる台詞です。
「誰かと出会って影響を受けるのは人生の醍醐味」
「誰が誰を好きになろうとその人の勝手やで、好きに生きたらええ」
世の中の普通や常識とは違うことを否定しないこと、
そして温かく見守りつつ、背中を強く押してくれるような、
優しい言葉をかけてくれる緒方さんに感動しました。
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弱さを武器にしないこと。寄り添うこと
「どこかで、自分たちが一番弱いと思っていた」
妻との離婚調停を経て、渚が言う台詞です。
マイノリティだから弱い、可哀そうだと決めつけて
誇っている当事者の方がよっぽど強くて
たちが悪いことなんだと気づかされました。
それぞれが抱えている問題すべてを理解して
肯定する必要はないかもしれないけど
何が起こっているかを想像して
寄り添うことが大切なのかもしれません。
同性愛だけではなくて家族の形だったり、
シングルマザーが抱える問題、親権など
様々なことを考えるきっかけとなりました。
こんなにも優しくて、心が温まる映画を見つけられてよかったです。
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