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生きる学び、体験を伴うということ

#フリースクール


こんにちは!

今日は
朝からポツポツと雨が降っていて
昨日とは
打って変わって
涼しい葉山です

ゴールデンウィークが終わって
また、学校が始まり
4月の緊張感が緩んできて
学校楽しくなってきた子と
なんだか楽しくない子と
分かれてくる頃でしょうか?

かく言う
我が家の長女は
高校三年生になり
元々進路、というか
自分の夢がしっかり決まっている人なので
その夢を叶えるための
通過点としての
高校、大学進学であり

全部自分で決めて
なんの心配もしていないのですが

17歳になっても
新しいクラスは疲れるようです。

連休狭間の5/2に遠足があり(?!)
高校生も毎年遠足がある😂

その班、グループ決めで
色々あったらしく

4月の終わり
連休前に
「ちょっと疲れたから今日学校休む」
と言って
休んでいました。

とにかく頑張り屋さんで
全部に全力投球なので
やりすぎて、パタッとなるタイプで
でも
その自分の癖も自分でわかっているので

こうやって自分が追い込まれる前に
自分で休むことを選択できるのは
素晴らしいな、と感じています。

私が、

「疲れてるなら学校休みなさい♡」


すぐ休め休めと言うので
逆に意地になって行く場合もあるのですけど😂

休む

ことの大切さを
私は言動で示しているつもりです。

誰でも
子どもじゃなくても
大人でも
新しい環境に慣れるには時間がかかりますね

その時間の差はあるにしても
毎年のクラス替え
なかなかに、いい意味でも悪い意味でも
ストレスがかかなるのかな、と感じます。

人間関係

というのはどこへいっても
つきものなのかもしれませんが
だらこそ

であること

自分を確立していくこと


大切だな、と感じます。

そういう私は組織にも属していないし
誰かに雇われているわけでもないので
4月だろうが
いつだろうが
関係なく
土日も関係なく
のほほんと、仕事、遊びに邁進しています😂


昨日は次女が通う
逗子市のフリースクール
ここだねさんの
みなさんと一緒に
小田原のあきさわ園という農園へ
遠征に行ってきました

フリースクールの活動のひとつで
時々
色んなところに遠征に行きます。

もちろん活動の一部なので
子どもだけ参加させてもいいのですが

私はここの農園が
すごく好きで

あきさわ園が好きすぎて

スケジュールが合う限り
いつも一緒に着いて行っています。

折下昨日は
牡牛座の新月🌑

牡牛座は豊かさの象徴
特に経済的、物資的な豊かさと
言われていますが

豊かさ

ってなんだろうって
ここ数日考えていました。

豊か

というと

rich
リッチ, 豊か, 金持ちの

abundant
豊か, ふんだん, 夥しい, 量感, 滾滾, 滾々

wealthy
豊か, 豊富な, たくさんある

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日本語だとひとつですが
英語だとこんな感じです

経済的、数字的な豊かさだけではなく
豊富にあること、たくさんあること
満ちていること

いろんな意味が含まれています


あきさわ園には豊かさがあふれています。

右を向いても左を向いても
食べられるものがたくさんあって
季節ごとに様々な果樹たわわに実をつけて

そしてそこにいる人たちはいつもにこにこと笑っています。

「百姓」とは百もの自分でできる技を持っている人のことだよ


先日の田んぼコンサートで
半農歌手のyaeさんが言っていましたが
本当にそう思うのです。

休みの日などなく
きっと
にこにこ笑っていられることばかりではないでしょう。

それでも
子どもたちをいつも両手を広げて迎えてくれて
「仕事」を与えてくれて
豊かさを
豊かな時間を分けてくれる
あきさわ園のみなさんの
懐の大きさというか愛があふれている姿こそ

豊か

だと思うのです。

雑草いっぱい
柔らかい土の上
土に触れる時間が好きです
玉ねぎ嫌いな次女も
スギナの中に玉ねぎ発見!
あっという間に抜き終わった!

そして
昨日は玉ねぎの収穫でした

私はおととしに引き続き二度目でしたが
案内されたのは
前回の販売用の畑ではなく
まるで自然栽培のような雑草の間に宝探しのように生えている
玉ねぎ畑

ここは苗場だそうで
畑に植える苗を創っていて
その余った苗がそのままこんなに育っていて
それを
みんなで引っこ抜いて
みんなでコンテナに詰めて
みんなで運んで
休憩しながら
遊びながら
おしゃべりしながら

それでもひたすらにみんなで手を動かし続け

あっという間に全部収穫しました。

昨日はかなり気温が上がって
湿度もあったので
子どもたち大丈夫かな、と思いましたが

そこはみんなちゃんと自分で体調を見ながら
休憩時間が長い子
飽きちゃって遊び時間が長い子
それぞれのペースで過ごしていました。

お弁当休憩の後は
作業場で玉ねぎの「ひげ」
根っこを切って
サイズごとにコンテナに仕分けする作業を
お手伝い

この時の連帯感がすごすぎた!!

真剣に作業の仕方を教わる
子どもたち

どんな風に作業をするのか
みんな真剣に話を聞き
ハサミでひげを切るチームと
サイズごとにコンテナにいれていくチーム
阿吽の呼吸とはこういうことかという、という

あっという間に高く積まれていたコンテナが
すっきりと片付きました。

それを
誰かに命令されてやるわけでもなく
誰かに指示されてやらされているわけではない

ということが改めてすごいなと思ったのです。

販売する用の玉ねぎなので
もちろん「仕事」なのですけれど
それもみな「遊び」に変えてしまうというか
楽しみに変えてしまうというか

みんなが生き生きしていて
みんながハッピーな世界

あきさわ園のみなさんも
自分たちでやることを
子どもたちが少しでもやってくれると
助かるよ
というスタンスで
すべて丸っと受け入れてくださる

「豊か」な世界というのはこういう世界だろうと

そして

学びとは
学問ではなく
体験
自分の身体でやることを伴うことなのだと感じるのです。

前にも書きましたが
どんなに玉ねぎの育て方
を本で学んでも

実際に玉ねぎを育てて
収穫してみないことには

本当の意味で
学んだ
とは言わない
と思うのです。

現行の日本の学校では
大学も含め
学問的な机上の学びが多すぎて

それが悪いとは言いませんが

大学で学んだことを何一つ覚えていなくて
今の日常と仕事に全く役立っていない私からすると

生きる学び

というのは体験からしか得られないものだ
理解することができます。

そういう意味で
フリースクールでの学びは、

数字で評価できるものでも
点数がつけられるものでもありません。

が、
確実に生きていく力を育んでいます。

現代人に今必要なことは
生きる力
自分で生きていく力
なのではないかな

と子どもたちを見ていて思ったのでした。

そして今の子どもたちは
教科書の中の学びをするために
生まれてきているわけではない

ことだけは確かです。

多分そこに時間を割くことに価値を感じていないから
学校を選ばない子がいて当然の世界なのだな



玉ねぎを転がしながら
みんなで声かけあいながら
一生懸命楽しんで仕事をしている
みんなを見て

思ったのでした。


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tomomi ikawa  葉山生き方おしゃれセラピスト
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