買う!と決めた人の何割が決済を諦める?

面白い調査結果があります。それは、ネットで商品を買う!と決めた人の何割が、決済をやめるかというもの。セールスなどをしていれば分かると思いますが、お客さんに「買う」という決断をしてもらうのは簡単ではありませんよね。他の商品やサービスと比較されたり、本当に大丈夫なのか?と疑われたり、いろんなハードルを超えて買ってもらわなければいけない。

ですが、そんなハードルを超えたお客さんのかなり多くが決済をやめてしまっている、という調査結果がありました。

実際、僕も先日似たようなの体験をしたのですが、品川駅でお金をおろそうと、ATMに並んで待っていた時の話です。上の方にあった画面にこんなCMが流れてきました。

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暗めの風景か何かが写って、何人か大人が出てくる。そこでキャッチコピー「大人は夢を見なくなる」そんな大人たちが部屋に入ると、表情がガラッと変わる。一瞬にしておぉ!という顔になって、、、、、続きはwebで。

という文字とともに検索窓にサービス名。

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めっちゃ面白い、、気になる、調べよう!と、僕はそのCMを見て思いましたが、そのタイミングでATMの順番が来ました。

で、お金を降ろそうとしたその瞬間、ふとさっきのCMを思い出そうとした時にはもうサービス名がわからなくなってました。。。

せっかくサービスに興味を持って調べようとしたのに、一瞬で集中力が切れてそのサービスを忘れてしまったんです。

当たり前ですが、名前も覚えてないので調べようもありません。

現代で最も貴重な資産=注意力

と、誰かが言ってたのか、本で書いてあったのか忘れてしまいましたが、その通りです。

そして、ネットで商品を売っていたりビジネスをしていれば何らかのタイミングで登録してもらうとか、商品を購入してもらうとか検索してもらうとか行動をしてもらう場面があります。

一連の流れの中で動画や文章を見てもらうのとは違って、場面が切り変わったり、行動を起こしてもらうときというのは注意力が他にそれます。

きっとこれを読んでる方の中にも買おうと思ったけどカードを入れるのがめんどくさくて諦めて、そのまま買うのを忘れたことがあったりするはず。

ちなみに、何割の人が決済ページまで行って離脱するのか?2016年の調査の結果ですが、、、

69.8%。ざっくり7割の人が決済ページまで行って離脱するなんて言われています。(参考:https://baymard.com/lists/cart-abandonment-rate)

この調査自体2016年なので改善はされてると思いますが、10人いたらちゃんと買ってくれるの3人ということ。とんでもないですよね。決済ページでの離脱を50%改善するだけで購入者数3人→6人になるので売り上げ2倍ですからね。

これはネットで商品を売るときだけではありません。テレビ通販とかでも、電話番号が444-444みたいに超わかりやすかったりします。これが逆に9647-7782みたいになんの意味も持たない数字の羅列だったら、電話機に手を伸ばした瞬間に忘れてしまうと思います。チラシとかでも、どこから買えるのか、申し込めるのか、QRを貼っていればスマホでサクッと調べられますが、URLそのまま記載とかだと文字を打ってる最中にめんどくさくなるのは容易に想像ができますよね笑

だからこそ申し込みや決済のフローを作るときはストレスを極限まで減らせるかを考える必要があります。自戒を込めて。

にいた

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