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大変すぎた出産レポ(後編)

みなさんこんばんは!ニーナです。
今日は出産レポ(後編)をお届けします。
緊急帝王切開で娘を出産し、感動で号泣したところまで綴った前編はこちらです↓


産後0日(入院3日目)

娘はきれいにしてもらったあと夫と初対面し、新生児室に連れて行かれました。あとで主治医に教えてもらったのですが、娘は少し顎を上げた状態でお腹の中にいたらしく、そのせいで私の骨盤に引っかかり、出てこれなくなっていたようです。助産師さんには「ママの判断ナイスでした!」と言われました。「いや、なんでママに判断を任されるんだよ」と思いました…

私は術後、個室まで運ばれました。血栓防止のマッサージ機を両足につけてもらい、夜通しマッサージされていました。このとき人生で初めて導尿というものをしたのですが、これスゴイですね。トイレに行かなくてもおしっこができる。なんて便利なんだと思いました。
ベッドに横たわりながらスマホでとりあえず家族に報告してましたね。
あとは寝るだけなのですが、強烈な違和感に気がつきます。
右足の脛がまるで打ち身になったかのように痛い!
ときどきビリビリと電流が走るかのように痛い!
この痛みのせいで眠れませんでした。痛すぎてナースコールで助産師さんを呼んでも、見た目はどこも悪くないと言われる。しかし帝王切開の麻酔を打ったときに両足を蹴られた感覚があったのを思い出しました。また、ビリビリ痛い感覚が以前帯状疱疹になったときの痛みと似ていたので、「これって神経に関連あるのでは…?」と考えていました。

産後1日(入院4日目)

朝になり、痛み止めの坐薬を入れてもらったらかなり楽になり、眠ることができました。1日ベッドから動けない状態でしたが、娘を個室まで連れてきてもらい、初めて抱っこすることができました。私の赤ちゃんなんだ…!と不思議な気持ちになりました。
夜に歩く練習をしました。平均よりも歩けてると言われて喜びました。

産後2日(入院5日目)

歩いて授乳室まで行き、この日初めて母乳をあげました。話に聞いていたけど難しい…でも頑張ろう!と思っていた矢先、首の後ろが痛いことに気づきます。痛くて下を向けないので、授乳するときとても辛い。助産師さんや主治医には「ずっと寝ていたからじゃないか」と言われたので、湿布をもらい貼ってみるもまったく痛みは取れず。
硬膜外麻酔の副作用として髄液が漏れ、それにより頭痛が起こることがあるのですが、その痛みはこんなもんじゃないらしく、ベッドに寝たきりになるそうなので、それとは違うのでは、と主治医に言われていました。

右足の脛の痛みについては、麻酔科医に来てもらい「帯状疱疹のようなビリビリとした痛みがある」と話したところ「おそらく硬膜外麻酔の影響だ」と言われました。この日から土日以外毎日麻酔科医に来てもらったのですが、終始気まずそうな顔で症状を聞かれたり「いつかは絶対治る」と言われたりしていました。どうしてこうなったのか、納得行く説明がなくモヤモヤしていました。

産後3〜6日(入院6〜9日目)

自分でスマホで調べていたところ、髄液漏れによる頭痛は「横になっているときは痛みがとれ、起き上がると痛くなる」という情報を見つけました。自分もまったく同じだったため主治医に報告したところ、「それなら髄液漏れによる痛みだ」と言っていただけました。しかし治療は特に行わず、自然治癒を待つのみでした。ネットで「カフェインを摂るといい」という情報を見つけたので、産前のカフェイン断ちとは一転、カフェイン三昧生活を始めました。(授乳してるのに…)

痛み止めの坐薬を入れると1時間ほど首が楽になるので、その間授乳を頑張りました。1日3回は坐薬を入れていたと思います。
入院生活は辛い思い出です。普通入院ってほとんど横になっていて暇だと思っていたのですが、出産入院は違いますね。授乳!食事!また授乳!面会!シャワー!授乳!みたいな感じで休む間がありませんでした。フルコース(陣痛促進剤、無痛麻酔、帝王切開)で出産後、予想外の足の神経痛と髄液漏れによる首の痛み…カルテに色々書かれているからか、担当の助産師さんが変わるたびに「大変でしたね」と言われていました。
出産のダメージで満身創痍だったので、夜間は毎晩娘を新生児室で預かってもらっていました。それでもあまり眠れなかったんですが…
退院する前日の夜は、娘を個室に連れてきた状態で洋食のお祝膳をいただいたのですが、おいしい食事なのに、首が痛いので楽しむどころではありませんでした。とにかく体を起こしていると痛くなるので、高速で全て完食することだけ考えて食べました。

産後7日(入院10日目・退院日)

朝、首の痛みが楽になっていることに気がつきました。産後1週間にして自然治癒したようです!娘に授乳後、持参したロンパースを着せて退院しました。入院中お世話になった助産師さんたちと一緒に写真を撮ってもらいました。

夫と一緒に自宅に帰りました。よく晴れた日でした。

9日前、自宅を出たとき私は考えていました。
「次ここに帰るとき、私は赤ちゃんと一緒なんだろうか。無事に赤ちゃんと帰って来れるんだろうか」と。
赤ちゃんを連れて無事に帰ってくることができて、胸が熱くなりました。
娘が産まれて1週間。やっと3人で暮らせる生活が始まりました。
私たちの冒険は、まだ始まったばかりだ!!
<後編 完>


打ち切りエンド風に終わりましたが、次回は産後の不調がその後どうなったのか、私のメンタルの変化などを綴る番外編をお送りしたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました!!


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