なぜ外資系バリキャリからカウンセラーになったのか① 〜カウンセリングは世界を救う〜
みなさんこんにちは!ニーナです。
新卒で外資系金融に入社した私が、どうして安定した収入を捨ててカウンセラーになったのか?
今日からその理由を語っていきたいと思います。
私は会社員時代、激務による体調不良で苦しんでいました。夜は眠れず、昼間は怠さと目眩。身体はフラフラなのに責任感はあるので仕事は休めず、仕事のためと資格の勉強もしており毎日がパンク状態でした。
夜眠れないのが辛いので心療内科に通院していたのですが、毎回睡眠導入剤を処方されるだけ。でも睡眠導入剤が私には効かなくて、全く眠れず朝になることも…
心身の回復を夢見て心療内科を転々とし、最終的に睡眠外来のある心療内科に辿り着き、そこに通ったところ睡眠導入剤を飲まずに眠れるようになりました。(睡眠外来の話はまた別の記事で詳しく書こうと思います)
それでもなお心身の不調が治っていなかったので、今度は同じ病院の心理カウンセリングを受けることにしたのです。
私はカウンセラーさんにこのような内容を相談したと記憶しています。
私の悩みを聞いたカウンセラーさんは私にこう言いました。
私は以下のように返したのを覚えています。
カウンセラーさんは、先ほどと同じことを言いました。
私は雷に打たれたような気分でした。
法律で決まってない。これを読んでいるあなたは「何をそんな当たり前のことを」とお思いかもしれません。
でも当時の私は本気で「私は全部完璧に頑張らなきゃいけない」と思っていました。まさに”認知の歪み”でした。自分で自分に過度な負荷をかけて苦しんでいたのです。
このカウンセリングだけで私は完全に回復したわけではありませんが、一つの歯車が動き出すきっかけになりました。
その後私は何年にもわたってあらゆるカウンセリングを受けたり、心理学の本を読み漁ったり、SNSで情報を集めたりしました。
その中で、私にはあまりにも多くの”認知の歪み”があること、そしてその認知の歪みが私の生育環境による影響であり、私はどうやらアダルトチルドレンだということがわかってきました。
見つけた認知の歪みを一つずつ正していくことで、私は少しずつ人生が明るくなっていくのを感じました。
同時に、カウンセリングの重要さを痛感しました。
医者にできなかったことが、カウンセラーにできた。いや、カウンセラーだからこそできたのではないか。
例えばあなたが肩こりで悩んでいるとしましょう。湿布を貼ったりマッサージを受けに行くとそのときは治っても、しばらくするとまた肩が凝ってしまう…なんて場合があるかもしれません。
でも、もしあなたの姿勢に問題があり、それが肩こりを引き起こしているとすれば、姿勢を改善することが根本的な解決方法になります。湿布やマッサージは痛みを一時的に緩和する対症療法にしかならないのです。
メンタルもこれと同じなのだと思います。お薬を飲んで一時的に不安が和らいだとしても、その人が不安な気持ちになる原因が取り除かれない限り、また不安になってしまいます。
その”不安な気持ちになる原因”を一緒に考え、その人が生きやすくなる手助けができる存在がカウンセラーなのではないか。私はそう思ったのです。
また、私はとあることに気づきました。
世の中で起こっている凄惨な事件の加害者は、劣悪な家庭環境で育った人が多い…私は犯罪心理学を学んだこともない素人なので確実なことは言えないのですが、ネットで国内外の犯罪者の生い立ちを調べると、そのほとんどが劣悪な家庭環境で育っていたんです。つまりアダルトチルドレンである可能性が高いのです。
もし彼らがカウンセリングを受けていたら、犯罪を起こさなかったのかもしれないのでは?
さらに、多くの人が適切なカウンセリングを受けられるような世の中になれば、未来の犯罪を防ぐことができ、同時に被害者も減らすことができるのではないか?
カウンセリングは、世界を救えるのではないか?
私は本気でこう考えるようになったのです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
「なぜ外資系バリキャリからカウンセラーになったのか②」に続きます。