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コラム

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にいまーるのスタッフが書くコラムです。耳が聴こえない当事者の想い、聴こえない人と共に時間を過ごした聴者の気づき、などを記していきます。
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記事一覧

#83 就労継続支援B型、それは多くの人に寄り添う働き方

私はある機会に「就労移行支援」という支援方法を知り、それをきっかけとして、にいまーるがお…

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#82 ろう者が障害福祉サービスを利用するまでの経緯

当法人は、障害福祉サービスのうち、「就労継続支援B型」と「共同生活援助」を運営しています…

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#81 理事のコラム─東日本大震災のその後─

 私がにいまーるの理事を仰せつかって5年以上が経ちました。普段は東京で暮らしているので、1…

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#80 合理的配慮と「わかる環境」作り

理事長の臼井です。 新年度が始まりました。 能登半島で被災に遭った方々は、まだ新生活が送…

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#64 DEIとは

NPO法人にいまーる,理事の細野です. 2023年7月11日に,最高裁は省庁の職場でのトイレ制限は…

#68 ろう者と手話通訳

こんにちは。にいまーるの臼井です。 いつもnoteを読んでくださってありがとうございます。 …

#70 ろう者と聴者が一緒に働く職場で気をつけていること(聴者編)

今回、聾者も聴者も共に働く場所で私が気をつけていることをお話します。 手楽来家は、国が定める障害福祉サービスを提供する公的な就労施設です。 施設を利用する方々は、聴覚障害をベースに様々な障害をお持ちです。また、施設の運営に携わる職員の中にも聴覚障害をお持ちの方々がいます。 この仕事で私が気をつけていることは「見ること、見せること」です。より厳密に言えば、「見るようにすること、見てもらうようにすること」というほうが正しいかもしれません。 生活していく上で聴覚、視覚、嗅覚、

#69 ろう者と聴者が一緒に働く職場で気をつけていること(ろう者編)

1. ろう者と聴者の割合(パワーバランス)にいまーるでは、アルバイトも含めるとろう者3割:聴…

#72 4つの言語が飛び交う結婚式に参加して気付いたこと(後編)

ー複数の言語を使って交流する中で、苦労したことや気づきなどはありましたか。 日本語・韓国…

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#71 4つの言語が飛び交う結婚式に参加して気付いたこと(前編)

ーどのような経緯で韓国へ行き、何をしたかを大まかに伺いたいです。 今回は釜山(プサン)に…

#76 理事長のコラム─手話ドラマを観て─

1.手話を始めるきっかけ NPO法人にいまーる 理事長の臼井です。 先月末に、手話通訳士試験の…

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#66 手話コミュニティにおける「情報格差」

音声の情報格差インターネットで検索すると、「情報通信技術を使える人と使えない人の間にもた…

#63 音のないラジオ体操

ろう高齢者、若者たちが集う就労継続支援B型 手楽来家では、毎朝、ラジオ体操を行なっています…

#61 手話が速いから読み取れない?

これは、手話学習者から最も多く寄せられる質問の一つです。 お互いがゆっくり話せばいいのではないか、といえばその通りです。最初の数分間は、ゆっくり話そうという意識のもとで、それなりにゆっくり話すことができます。 しかし、10分くらい経つとほとんどの人が饒舌になり、自分のペースで話をしてしまいます。 もとの速さに戻ってしまう理由としては、 ・ゆっくり話をしてみたら意外と通じたので、だんだんスピードを上げた ・自分のペースで話した方が疲れを感じにくい ・ゆっくり話す意識が薄れた