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日本史について思うこと 現代 昭和時代(高度成長期)

 続いて昭和時代の高度成長期を見てみたいと思います。まずは流れから。

 国際社会の変容の中で国防の強化がなされ、アメリカとMSA協定が調印され、自衛隊が発足しました。
 国内政治では、分裂した日本社会党が再統一され、また、それに刺激され日本民主党と自由党が合同し自由民主党が結党されました(保守合同)。ここに保守優勢の「55年体制」が形成されました。
 対外的には日ソ共同宣言が調印され、日本の国際連合加盟がなされ、ここに日本の国際社会への復帰となりました。
 そして、日米相互協力及び安全保障条約が調印され、アメリカの日本への防衛義務などが定められました。
 池田勇人首相の時代には、安保問題対立緩和のため「寛容と忍耐」が唱えられ、「国民所得倍増」の政策が打ち出され、高度経済成長が促進されていきました。
 佐藤栄作首相の時代には、日韓基本条約が調印され、沖縄返還協定調印がなされる一方、公害対策基本法公布など、高度経済成長のひずみのへ対処の動きも見られました。

 簡単にですが、国際社会変容と国防の強化、そして国内政治の安定化、高度経済成長と日本の展開が見られました。

 それでは教科書の書き方を見てみます。日Bでは12章すべて、日探では17章すべてで、節タイトルは同じ、小見出しに一つ言葉の違いはありますが、ほとんど同じです。変更しなくてよいと判断したのでしょうか。内容が待たれます。

 最後に、昭和時代の安定成長期と平成、令和時代を見てみます。

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