日本史について思うこと 現代 昭和時代(安定成長期) 平成時代 令和時代
ここまで簡易的な流れと教科書の項目名を見てきました。最後に、昭和時代の安定成長期と平成、令和時代を見てみます。まずは流れから。
日本列島改造を掲げた田中角栄首相の時代には日中共同声明が出され、日中国交正常化がなされました。
国際社会では、ベトナム戦争に起因するドル危機の発生と変動為替相場制への移行、第4次中東戦争に起因して問題解決のための先進国首脳会議(サミット)が開かれるなど、変化が続きました。
さらに日中平和友好条約も調印されました。
中曽根康弘首相の時代には、戦後政治の総決算として行財政改革を進め、電電・専売・国鉄の民営化がなされる一方、プラザ合意によるドル高是正は不況をもたらしました。
平成改元の頃、消費税3%が導入されました。また、少しして非自民党内閣が誕生し、55年体制が崩壊します。以後も様々な事件や改革、政権交代が行われていき、現在へとつながります。
とても簡易的ですが流れを見てみました。国際化と国内の変革、社会の変容などがあるでしょう。
それでは教科書の書き方を見てみます。日Bでは13章、日探では18章で小見出しに至るまで同じです。こちらも変更する必要がないとしたのでしょう。
ここまで原始から現代まで日本史の流れと(山川の)教科書の変更点を見てみました。教科書の書き方は、理解がわかりやすいようになっているはずで、教育以外にも、教養にも使えると思います。そして変更点は、より理解しやすくするため、あるいは現状の歴史解釈を示しているとも言えます。もちろん、著した人の思考や思想が反映されている可能性はあります。そういった場合もあるため、多角的な情報の収集は肝要と言えます。その上で自身なりの歴史解釈をしていくのがいいと思います。
さて、ここから先はいろいろな歴史を見ていければと思います。
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