【全国1位が伝授】早稲田慶應日本史攻略最短ルート
日本史選択で早慶合格を目指す皆さん、
“日本史の参考書ルート”がたくさんありすぎて、
結局どれを選べば良いのかわからない...
なんてことはありませんか?
そんな皆さんに、今回は、
早慶日本史で合格点をとることだけにフォーカスした、最短の学習ルートをご紹介します!
【自己紹介】
・現役 早稲田大学政治経済学部生🎓
・河合・駿台・代ゼミ・東進の模試で計5回、日本史全国1位を獲得
・早慶4学部 現役合格
では早速、ゼロから受験までの流れを見ていきましょう!
未習~高2の終わりまで
<使用参考書>
・金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本 原始・古代史〜近現代史
→しっかり方基礎を作りたい方
・Youtubeの動画(中田敦彦、ただよび 等)
→カンタンなものから触れたい方
上記のどちらかがおすすめです
<学習法>
・日本史の全体像を知るために通史を一周する
この段階で、用語を暗記する必要はありません。
「これからどのようなことをやるのか」「どんな話なのか」に触れることが大切です。
確かに、高2の終わりまでに、少しでも日本史の流れを覚えていると有利になります。ただ、早慶に合格するため、一番重要かつ時間をかけなければいけないのは、英語です。
英語の学習に余裕のある方のみ、上記の日本史学習を進めましょう!
高3(3月〜5月)
<使用参考書>
・実況中継(教科書でも代用可)※
<学習法>
・実況中継(または教科書)を一周する
実況中継は早慶レベルに必要な情報の90%をカバーしていますから、この段階では一字一句暗記する必要はありません。
因果関係を意識しながら読み込み、出来事の構造を理解しましょう。
ただし、実況中継の赤字、もしくは教科書の黒字ぐらいは頭の隅に置いておきましょう。
※教科書よりも実況中継の使用をおすすめします。というのも、教科書では情報量が極端に少なく、自分で知識を補完していかなければいけないからです。
高3(6月〜7月)
<使用参考書>
・実況中継(教科書でも代用可)
・日本史用語の書き込み問題集 (アウトプット教材として)※
<学習法>
・原始から元禄まで(実況中継で言うと①,②)の通史を本格的にやる
すでに2周している通史ですが、いよいよ本格的に”覚える”作業に入っていきます。この段階では、実況中継に書いてあることはできる限り覚えていきます。その際に、必ずアウトプット教材※を使うようにしましょう。
※日本史の勉強を通して、最も意識しなければならないことは、流れ(因果関係)を意識して覚えることです。その意識付けをするため、文章の中で用語を覚えることができる参考書の使用をおすすめします。その中でも特におすすめなのが、日本史用語の書き込み問題集です!
特に、ここで避けていただきたいのは、一問一答の使用です。一問一答を使うと、流れを区切って勉強することになるため、暗記の効率が非常に悪いです。
(例) 政治史と経済史、政治史と文化史は密接に絡み合っていますが、一問一答では、別々に暗記することになります。
網羅性が低いため、実力をつける100題など、過去問を集めたような参考書の使用もここではおすすめしません。
高3(8月第一週)
<使用するもの>
・早慶の志望学部(第1~3志望)の過去問を、1年分ずつ
※年度は問いません。
※問題は、東進過去問データベース・パスナビで印刷しましょう。解答も、そこにのっているもので十分です。
<学習法>
・用意した過去問3つを、本番と同じ時間をはかって解く
<早い時期に過去問を解く目的>
①早慶のレベル感に触れるため
実際に問題を解きこなしていくことは、この段階でできる必要はありません。「手も足もでない」と思うかもしれませんが、全く問題ありません。
まずは、”相手を知る”ことが重要なのです。
「こんなところまで聞かれるんだ」という感覚が、通史の勉強をするときのマインドを変えてくれます。
②過去問の分析をするため
過去問を解いたら、基本的には復習をしなければいけません。ただ、この段階では、知識量も少なく、復習はできないと思います。
その代わりに、過去問分析をしましょう!
なぜ過去問分析をする必要があるのか、それは、
早慶の日本史は、学部ごとに大きな特徴があり、それに合わせた通史の勉強をしなければ合格点は取れないからです。特徴は、論述の有無、頻出単元の違いなど様々あります。
(例)近現代の出題が多い早稲田商学部では、現代までしっかりと暗記することが必要ですし、論述の多い慶応経済学部では、論述対策(それも近現代の)をしなければいけません。
高3(8月)→可能な方のみ!
<学習法>
大手予備校の夏期講習で「早慶大日本史」をとる。
(又は、夏休みに、早慶の過去問から抜粋した問題の解説を行う講座)
目的は、早慶の日本史に触れ、プロ講師の解説を聞くことで、正誤問題の判断基準の深さ、必要な知識の細かさ(「どこまで覚えなければいけないか」)を感じることです。
また、対面授業の場合、早慶受験生の雰囲気を肌で感じることができるため、非常に有益な時間になると思います。
高3(8月後半~10月)
<使用参考書>
・実況中継(教科書でも代用可)
・日本史用語の書き込み問題集 (アウトプット教材として)
<学習法>
・6~7月に元禄より前の時代をやったように、元禄より後~現代の通史を本格的に開始します。
通史の勉強法も、6~7月と全く同じです!!
高3(11月)
いよいよ受験が近づいてきました。
この時期は、志望学部の過去問をひたすらやり、復習することにつきます。具体的には、第一志望の学部は10年分、その他の志望学部は5年分解きましょう。
また、各学部には頻出分野があります(早稲田文なら美術史、慶応経済なら現代など)。そこは重点的に対策するようにしましょう!!
過去問を解いているとわからない問題も出てくると思います。不安な部分がでてきたら、逐一実況中継に戻り、その周辺部分も含めて復習しましょう。
自分の苦手分野の暗記・メンテナンスも怠らず!!
受験まで、この作業を繰り返すのみです!
最後に
過去問演習をしていると、点数が上がらなくなるときが来ると思います。そんな時、上記のメンテナンスの他に、下記A,Bの対処方法もあります。Bプランとして、頭の片隅に置いておいてください。
日本史の知識を、多層的にガッチリ固めたい人へ
山川の教科書を読んでみてください。
早慶志望だからといって、山川をみくびってはいけません。何がすごいのかというと、実況中継には載っていない歴史間の因果関係や、また人物同士の関係、そして時代の習俗などが多く書いてあるので、正誤判定や作文に強くなることができるという点です。これまで、メインの参考書として実況中継を使うことをおすすめしてきました。実況中継は人名や事件といったものに関する情報量は教科書と比べて圧倒的に多く、確かに固有名詞を答えさせるような問題に対してはかなり強くなることができます。
しかしその反面、事件間の結びつきや人物の来歴に関する部分ではかなり省略されている部分が多く、正誤判定や作文に対しては弱いです。いくつか例を挙げるのならば、早慶の正誤判定でよく出るの「弥生時代には豚の飼育がおこなわれた」という情報は実況中継には載っていません。「江戸五品廻送令が失敗した理由」なんかもそうです。
実況中継で立ち止まったときは、あくまで実況中継をメインの参考書として使いながら、教科書でそれぞれの知識を繋げて捉える勉強をしてみるのもありですよ。
どうしても文化史で失点してしまう!という人へ
一問一答は時系列や流れを意識しずらくなってしまうという点において、使うべきではないとしてきました。しかし、文化史に関してのみ、実況中継で躓いてしまったときの対処法として一問一答を使用する選択肢もあると思います。
ただ、すべてを覚えようとするのではなく、東進の一問一答の星の多い(難度別に星の数が変わる、多いほうが易しい)ものから順々におぼえていくことをお勧めします。また、この学習をする際に気を付けてほしいことは、教科書や実況中継で文化の確認をした後に行うことです。必ず時代と文化が結びついているようにしてください。文化に関しては、作品や書物の名前よりも作品の時代が、正誤判定などで問われることが多いです。
今回の記事で紹介した参考書等はこちらから
・金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本
・中田敦彦のYouTube大学
・ただよび
・実況中継
・日本史用語の書き込み問題集
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