【日本史全国一位が伝授】早稲田・慶應 過去問の取り組み方(入手~復習編)
敵を知り、己を知れば、百戦殆うからず
かの有名な中国の兵法家、孫子の言葉です。
この言葉は、早慶受験においても大きなヒントになります。
過去問をやって敵、つまり志望大学の問題について知り、
解く中で、あなたの得意でない分野を強化する。
このことを徹底すれば、早慶の日本史で怖いものはないでしょう。
そこで今回は、過去問演習に取り組む手順を、入手~復習まで、完全に解説します!これを見れば、あなたも今すぐ、早慶合格に近づく過去問演習をすることができますよ!
Step.1 過去問を入手する
過去問演習を始めるには、手始めに過去問を入手する必要があります。
今回はその入手方法を、2つ紹介します。
① 東進の過去問データベース
東進ハイスクールのホームページ下部には、「大学入試問題過去問データベース」というサービスが載っています。そこで、年齢・性別・メールアドレスなどを入力し登録することで利用できます。
全教科の25年分の過去問が無料で掲載されており、A4の紙に両面で印刷すれば、本番と全く同じレイアウトやフォントの問題用紙で、緊張感を持ちながら過去問演習ができます。
(ちなみに、解答のみで解説は載っていません。)
② 赤本・青本
大学入試過去問集として言わずと知れた二大巨塔、青本と赤本。
どちらを使うかで意見が割れているのがよく見受けられます。
そんな青本と赤本ですが、基本的に収録されている過去問の量は、赤本が6年分、青本が5年分です。①の過去問データベースと違うのは、豊富な解説が載っている点です。特に青本の解説は、駿台の講師が書いていて、丁寧かつ詳しい説明にほれぼれします。
私は受験期に①の過去問データベースで問題をコピーし、解いた後に青本の解説を読みながら復習をしていました。ですので、赤本か青本か選べと言われたら、年数が少ないとはいえ解説が丁寧な青本をお勧めします。
Step.2 過去問を解く
過去問が手に入ったら、さっそく解いていきましょう。
過去問を本格的に解き始める時期ですが、上の記事でも紹介しているように遅くても11月からがおすすめです。
そして解くときは、必ず時間を測りましょう。
本番は何が起きるかわかりません。マークがずれていたり、全然思い出せなくなったりするかもしれません。そのような不測の事態にも対処できるように、普段の過去問演習から本番を想定する必要があります。
見直しの時間を設けることも必須です。問題文を読み間違えていないか、漢字は間違えていないかなどを見直すことが、1,2点で合否が分かれる早慶の入試ではとても重要なのです。
本番を普段から意識し、見直しを時間内に行う練習をするには、やはり時間を測って過去問に取り組むことが大切です。
Step.3 解いた問題を採点する
解いた後に絶対にやってはいけないこと、それはほったらかしにすることです。いくら時間を測って本番を想定して解いたとしても、すぐに採点をして復習しなければ無意味です。必ずすぐに答え合わせをしましょう。
丸付けを行う際は、何問中何問正解したのか、どこかに記録しておきましょう。正答率が何割行ったかで一喜一憂しつつ、正答率アップをモチベーションにすることができるので、過去問演習がゲーム感覚で楽しくなるかもしれません。
Step.4-1 復習をする(正解した場合)
解いて丸付けをしてその次に何をやるかといえば、当然復習です。実は、復習は正解をした問題についても欠かしてはいけません。具体的に正解した問題の復習方法について説明していきます。
正解した問題の復習方法では、以下の3つの項目を確認します。
①勘で答えて正解した時
②文中にわからないものがあったとき
③選択肢を切った理由が間違えていた時
①勘で答えて正解したか
勘で正解した時というのは、間違えた時と変わりません。しかし怖いことに、多くの人が勘で正解した時、喜ぶだけで復習をしません。これは間違いを放置することと同じです。ですから、みなさんには勘で当たったという時こそ、どうして正解なのかを考えて復習してほしいです。
②文中にわからないものはなかったか
リード文は読んで解く人もいれば、全く読まない人もいると思います。
実はこのリード文、通史の復習に最適なのです。リード文は大体が時代の流れに沿って書かれています。この流れに沿って読み進めていくことで、知識を確認したり知らない知識を補填できたりします。
③選択肢を切った理由は正しかったか
これは正誤問題に限った話なのですが、正誤問題では基本的に選択肢を絞りながら答えを出していきます。例外として一発で答えがわかるときもありますが、基本的には〇か✖かの判断を5回するわけです。この〇か✖かの判断の根拠が間違っていたとしても判断自体があっていれば、正誤問題では正解になります。
そこで根拠の間違いがないかを確認するために復習をします。これをやることで、もし判断の根拠が間違っていたら、自分の知識の誤りを正すことができますし、正誤問題を解く上での判断力を磨くことにもつながります。
Step.4-2 復習をする(間違えた場合)
次に欠かしてはいけないのが、間違えた問題の復習です。私は間違えた原因には3つのパターンがあると思っています。
①間違えて覚えていた
②そもそも知らなかった
③ケアレスミス
①間違えて覚えていた
これは意外にありがちなことで、間違えて覚えていたことを悔やむんじゃなくて、気づけただけでも幸運だったと思ったほうがいいです。
もし答え合わせをして、間違えて覚えていたことが判明したらすぐさま通史の参考書に立ち返りましょう。このときに間違えたところだけを読むんじゃなくて、その周辺部分も読んで時代感や背景も同時に抑えておくと、なおよいです。
②そもそも知らなかった
標準的な知識なのに知らなかった。こんな問題に出会ったときはあなたが成長するチャンスです。すぐに通史の参考書に書いてなかったか確認して、書いてなかったら書き込んでおきましょう。あとは①と同じことをやりましょう。
しかし早慶の日本史には時々、誰も答えられないだろ!と思うような難問が出てきます。これらは試験中に出会ったら捨てるべき問題として、“捨て問”と呼ばれています。しかし、捨て問なのか覚えるべきものなのか判断するのは難しいです。そこで捨て問の判断方法を紹介します。
<捨て問の判断法>
捨て問かどうかが判断できないのは、ずばり標準的な知識がついてないからです。ですので、まずすべきことは、実況中継などの通史参考書を読んで載ってる知識はほとんど頭に入ってるようになることです。
その上で、知らない問題が出てきたら捨て問だと思っていいです。
しかし、例外はあります。
第一志望の過去問を10年分解いてみて、まったく実況中継に載っていないけども、過去問では2回以上出てきたという用語があったら、それは覚える必要があります。それらはその学部独自の頻出ワードです。このようなワードは本番の入試でも大いに出る可能性があります。
③ケアレスミス
これは絶対やってはいけません。1,2点で合否が分かれる入試で、漢字をミスったから、正解はわかってたのに記号を選び間違えたから、こんな理由で落ちたらどうですか?悔やんでも悔やみきれません。
ケアレスミスが過去問演習でおきたらあなたがすべきことはただ一つ、とにかく悔しがることです。
もう二度と同じ間違いはしないと心に誓いながら、とにかく悔しがりましょう。そのことであなたの頭にはそのミスのことが強烈に残り、二度としないようになります。
過去問の取り組み方は以上になります。少なくとも11月までにはこの方法で過去問演習を始めましょう。
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「manabel 【本気版】オープンチャット」
①なぜ、新規のオプチャを開設するのか
当初、manabelは「早慶を受験したいけど、方法が分からない」「身近に早慶の大学生がいない。できれば、現役の学生に相談したい」
そんな受験生をサポートしたいという思いでオプチャを開設しました。
しかし、学生側から「もっと本気の指導がしたい」ということを何度か言われ、どこかのタイミングで対応する必要があると思っていました。
少数精鋭型になりますが、【本気版】では、厳しくかつハイレベルな指導を目指したものになります。
②【本気版】はなぜ、少数精鋭なのか
これは、指導に携わった人は全員理解できると思いますが、「ある教科だけ」「ある質問だけ」の指導では、レベルアップをさせることはできません。
時間管理から、模試などを含めたトータルコーディネートが必要になります。
すると、当然、多くの受験生のアドバイスは難しいのです。
逆に言えば、そこまで本気のアドバイスをしますし、厳しいことを言われるのが苦手な方は参加を見合わせていただくようお願いします。
③【本気版】に参加してほしい受験生
・「自分で調べる」ということを怠らない人
・「参考書ルート」というものに依存しない人
・合格最低点ギリギリを狙うのではなく、入学後も見通し、高い学力を持ちたいと思う人(知的好奇心がある人)
・「詰めて考える」ということを怠らない人
・相手のことを考え、的確な質問ができる人
<目指す地点>
・受験科目のどれかで9割以上
・受験でトータルで8割を超える
<退会ルール>
・学習記録を2日以上提出できない人
・事前の連絡をせずに、相手に依存する人
・嘘や言い訳をする人
・やってもらって当たり前タイプの人
④費用に関して
いわゆる予備校のような入学金や教材費などはありません。
講座1つ(60分程度)で1,000円と、リーズナブルだと思います。また、講座の内容自体は、予習・復習に役立つ教材を用意します。
また、自分だけの勉強管理をしてほしいというニーズをいただいておりますが、そちらは1ヶ月限定などで対応する予定です。
目的は「本気の受験生」が、学習状況を共有し、互いに刺激し合う場をつくることです。そちらに関しては、もちろん無料になります。
⑤指導に自信はあるか、と言われれば「YES」です
過去のオプチャのご覧いただいて、我々がどういう指導をしているのかご覧ください。その手間すら惜しむのであれば、今回は対象の方とは言えません。
⑥最後に
早慶は間違いなく私立の雄です。しかし、入学した後の学生の差は大きく、それは「どんな受験生時代を過ごしたか」が重要になります。
早慶に合格した後も、自分が目指すキャリアを構築したい、もっと知的な部分でワクワクするような勉強がしたい、もっとハイレベルに鍛え上げてくれる環境がほしい、そんな方に参加していただきたいと思います。
⑦「manabel【本気版】オープンチャット」への参加方法
A, 直接お申し込みいただく
➡上記内容に共感していただき、「今すぐにでも入りたい!」という方へ
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B, まずは受験相談オプチャに入ってみる
➡「興味はあるけど、いきなりはちょっと...」という方へ
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