【早稲田・慶應日本史】テーマ史の対策なんて無駄!
日本史を勉強している早慶受験生の皆さん、
ネットで日本史の勉強法や参考書を調べていて、
”テーマ史の勉強もしましょう”
”女性や外交、交通など、ある1つのテーマに絞って出題される
テーマ史。攻略には、特別な対策が必要”
なんていう文言を目にしたことがないでしょうか?
しかし、結論から申し上げますと、
テーマ史の勉強は必要ありません。
そこで今回は、テーマ史の勉強が不要な理由を、順を追って説明していきます!これからの日本史学習計画に生かしてみてくださいね!
テーマ史の正体
テーマ史をなんだか普通の日本史とはまったく違う、得体のしれないものと考えているみなさん、
まずその考えを捨てましょう。
実は、テーマ史とは、通史を違う角度から見たものです。
そこでは、特定のテーマに沿った出来事しか取り上げられません。
しかし、その出来事1つ1つは通史で出てくるものと全く変わりません。
以下の例をご覧ください。
(例)
テーマ史の中でも頻出の、土地制度史。
内容は、
改新の詔による、私地私民制から公地公民制への移行
⬇
8世紀、班田収授の実施が困難になり、墾田永年私財法等の施行
⬇
10世紀、従来の律令税制維持が困難になり、田の耕作を田堵に請け負わせ、官物等の税を徴収する体系へ。
⬇
11~12世紀、国司による租税徴収を逃れたかった開発領主により、寄進地系荘園が増加。
⬇
(続く・・・)
おわかりいただけたでしょうか。「土地制度史」と聞く、難しそうに思えますが、みなさんが通史でやっている内容から、土地制度に関わるところを抜き出しただけなんですね。
これは、他のテーマ史に関しても同様です。
みなさん、まずはこのことを認識してください。
じゃあ、やるべきことは何?
テーマ史が通史の一部であることはわかってもらえたと思います。
では、テーマ史の問題が解けるようになるにはどうしたらいいか、もうわかりますよね?
通史を徹底してやる、これに尽きます。
テーマ史の参考書や問題集をやることではありません。
しっかりと通史をして、盤石な力をつけることで、テーマ史にも、ほかのどんな問題にも対応できるようになるのです。
でも、テーマ史で難しい問題出てきたよ!
と思った方がいるかもしれません。
たしかに、テーマ史の過去問を解いていれば、マニアックな単語が出題されていることがあります。「だから、テーマ史をやらなければ!」と思う方もいらっしゃるでしょう。
でも、そのような問題は無視して大丈夫です。
他の受験生も解けないからです。
以下の例を見てください。
日本政府は、1872年に新橋駅から横浜駅までを結ぶ鉄道を開業した。当時、人々は、機関車のことを( C )と呼んだ。
空欄Cに当てはまる語句は何か。漢字三文字で記入しなさい。
2017年 早稲田大学 文化構想学部 改
早稲田大学の文化構想学部の日本史は、すべての大問がテーマ史という特徴があります。
そしてこの大問のテーマは、日本の交通でした。ですので、この大問は通史で出てくる、交通に関連した知識が問われています。
ちなみに、この問題の答えは、陸蒸気(”おかじょうき”と読む)なのですが、このような問題を解ける受験生はいません。
ほかの受験生と差がつかないのですから、解ける必要も覚える必要もありません。
これは、テーマ史に限らず、日本史の勉強全てに共通することです。
早慶の大半の学部は、「日本史で8割取れれば十分」であることを忘れてはいけません。
というわけで、テーマ史に出てくることのあるマニアックな問題は無視していいです。
結論としては、通史を徹底することに力を注ぎましょう!ということです。
今回の記事は以上になります!
通史を徹底してやることを言ってきましたが、どのように進めればいいのかわからないという方もいると思います。
そのような方は、下記の記事をぜひ参考にしてみてくださいね!。
【SNSでも、早慶受験に役立つ情報を配信しています!】
LINEオープンチャット:
現役早慶生が、皆さんの質問にお答えします!
現在、参加者は110名以上!
・挨拶不要
・見る専OK
・過去の質問・回答も閲覧可
・出入り自由(退会表示なし)
なので、ぜひ気軽に参加してみてくださいね!
・note本アカはこちらをタップ
【新規オープンチャット開設のご案内】
「manabel 【本気版】オープンチャット」
①なぜ、新規のオプチャを開設するのか
当初、manabelは「早慶を受験したいけど、方法が分からない」「身近に早慶の大学生がいない。できれば、現役の学生に相談したい」
そんな受験生をサポートしたいという思いでオプチャを開設しました。
しかし、学生側から「もっと本気の指導がしたい」ということを何度か言われ、どこかのタイミングで対応する必要があると思っていました。
少数精鋭型になりますが、【本気版】では、厳しくかつハイレベルな指導を目指したものになります。
②【本気版】はなぜ、少数精鋭なのか
これは、指導に携わった人は全員理解できると思いますが、「ある教科だけ」「ある質問だけ」の指導では、レベルアップをさせることはできません。
時間管理から、模試などを含めたトータルコーディネートが必要になります。
すると、当然、多くの受験生のアドバイスは難しいのです。
逆に言えば、そこまで本気のアドバイスをしますし、厳しいことを言われるのが苦手な方は参加を見合わせていただくようお願いします。
③【本気版】に参加してほしい受験生
・「自分で調べる」ということを怠らない人
・「参考書ルート」というものに依存しない人
・合格最低点ギリギリを狙うのではなく、入学後も見通し、高い学力を持ちたいと思う人(知的好奇心がある人)
・「詰めて考える」ということを怠らない人
・相手のことを考え、的確な質問ができる人
<目指す地点>
・受験科目のどれかで9割以上
・受験でトータルで8割を超える
<退会ルール>
・学習記録を2日以上提出できない人
・事前の連絡をせずに、相手に依存する人
・嘘や言い訳をする人
・やってもらって当たり前タイプの人
④費用に関して
いわゆる予備校のような入学金や教材費などはありません。
講座1つ(60分程度)で1,000円と、リーズナブルだと思います。また、講座の内容自体は、予習・復習に役立つ教材を用意します。
また、自分だけの勉強管理をしてほしいというニーズをいただいておりますが、そちらは1ヶ月限定などで対応する予定です。
目的は「本気の受験生」が、学習状況を共有し、互いに刺激し合う場をつくることです。そちらに関しては、もちろん無料になります。
⑤指導に自信はあるか、と言われれば「YES」です
過去のオプチャのご覧いただいて、我々がどういう指導をしているのかご覧ください。その手間すら惜しむのであれば、今回は対象の方とは言えません。
⑥最後に
早慶は間違いなく私立の雄です。しかし、入学した後の学生の差は大きく、それは「どんな受験生時代を過ごしたか」が重要になります。
早慶に合格した後も、自分が目指すキャリアを構築したい、もっと知的な部分でワクワクするような勉強がしたい、もっとハイレベルに鍛え上げてくれる環境がほしい、そんな方に参加していただきたいと思います。
⑦「manabel【本気版】オープンチャット」への参加方法
A, 直接お申し込みいただく
➡上記内容に共感していただき、「今すぐにでも入りたい!」という方へ
➡こちらのフォームから、お申し込みください!
B, まずは受験相談オプチャに入ってみる
➡「興味はあるけど、いきなりはちょっと...」という方へ
➡まずはこちらの受験相談チャットから、manabelの雰囲気を味わってみてください!
➡受験相談チャットの「ノート」に、お申し込みフォームがあります!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?