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【過去問】能登半島のキリコ祭りはどのような信仰から生まれた?(日本遺産検定)

過去の日本遺産検定で実際に出題された問題を紹介します。

問題

能登半島のキリコ祭りと総称される灯籠神事(とうろうしんじ)は、夏、約200地区で行われ、能登を照らし出します。日本の原風景である素朴な農漁村で神輿とともに、最大で2トン、高さ15mのキリコを担ぎ上げ、激しく練り回ります。この祭りはある信仰や夏越しの神事から発生したとされていますが、なんという信仰でしょうか?

a . 白山信仰
b . 輪島信仰
c . 祇園信仰

※第1回3級検定試験より(2023年7月実施)
※灯(あか)り舞う半島 能登 〜熱狂のキリコ祭り〜(石川県/ストーリー #004)

答えは、






答え

c. 祇園信仰

解説

キリコ祭りは、祇園信仰や夏越しの神事から発生し、独特の発展をしたといわれており、地域によってその由来が異なります。七尾祇園祭や宇出津のキリコ祭は祇園信仰が由来です。祇園信仰は、「平家物語」で有名なインドの寺院・祇園精舎を守護する牛頭天王(ごずてんのう)への信仰です。牛頭天王は「祇園祭」を神事とする京都の八坂神社の御祭神で、災厄を祓い防いでくれる神であり、日本古来の神スサノオノミコトと同一視されています。

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