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アレックスガーランド作|ネルソンおすすめ5選

シビル・ウォー!痺れるほどの映画体験でした。

観に行った方、どうでしたか?

戦争映画としての臨場感に、A24ならではの不気味なホラー演出は全て現実味があって、時代を代表するような映画になるのでは?とさえも考えます。

自分は観た直後の衝撃がなくなった後でも、印象的なシーンを思い出しながらそのメッセージについて考えさせられたりして、想像してたようにじわじわ来る作品です。

ガーランド監督の作品といえば、「じわじわ来る感じ」がよく合う言葉だと思います。

彼の脚本は直球的なシンプルさもありながら、中身は哲学的だけでなく、最新のテクノロジーの話もよく出てくるだけに、まあ、非常に見応えのある作品が多いです。

と・いう・こと・で!

ネルソンがお勧めするアレックス・ガーランド作品5選!

28 Days Later / 28日後(2003年)

監督:ダニー・ボイル

脚本:アレックス・ガーランド

  • たった1滴の血液で感染し、人間の精神を数秒で破壊する新種のウィルスが発生した。感染者の血管は純粋な激しい怒りで溢れ、人間の声を聞いただけで相手を殺そうと襲いかかる……。28日後、ジムは病院の集中治療室で昏睡状態から目覚める。世界から何もかも消滅してしまったような静寂の中、ジムは生き残った4人の非感染者たちと共に1台のタクシーで旅立つ。未来を救えるわずかな可能性を信じて。しかし、死のウィルスより恐ろしい存在に彼らはまだ気づいていなかった……。

近年のゾンビー作品は全て影響を受けてるのでは?って言っても過言ではないはずの元祖ヒューマンドラマ系ゾンビー映画。2007年公開の「28週後」と、来年公開予定されている「28年後」で、何気にフランチャイズにもなっていて、ガーランドは頭脳系だけでなく、王道エンタメも堪能な脚本家だとわかる作品。ダニー・ボイルのハンディカメラを使った独特な演出や若きキリアン・マーフィーの演技もさすがです。

Sunshine / サンシャイン2057(2007年)

監督:ダニー・ボイル

脚本:アレックス・ガーランド

  • 50年後の未来。地球上の全ての生命の源である太陽の活動が終焉を迎えようとしていた。人類に残された最後の望みは、太陽を再生させるための核爆弾を積んだ宇宙船“イカロス2号”。そこには船長のカネダをはじめ、男女8人のエキスパートが乗り込み、命がけのミッションに挑もうとしていた。太陽からの強大な熱を巨大なシールドで回避しながら慎重に太陽へと接近していくイカロス2号。やがて一行は、7年前に同じミッションに向かったまま消息を絶ったイカロス1号の救難信号を受信するが……。

ダニー・ボイルとまたタグ!真田広之やクリス・エヴァンスなど、キャストも豪華な宇宙スリラー映画。終わり方はちょっと残念だった記憶あるけどそれまでの展開は非常によくできていて、宇宙系SFが好きな方はとてもおすすめです!

Ex Machina / エクス・マキナ(2014年)

監督・脚本:アレックス・ガーランド

  • 検索エンジンで有名な世界最大のインターネット会社“ブルーブック”でプログラマーとして働くケイレブは、巨万の富を築きながらも普段は滅多に姿を現さない社長のネイサンが所有する山間の別荘に1週間滞在するチャンスを得る。

  • しかし、人里離れたその地に到着したケイレブを待っていたのは、美しい女性型ロボット“エヴァ”に搭載された世界初の実用レベルとなる人工知能のテストに協力するという、興味深くも不可思議な実験だった…。

監督としてのデビュー作品!いきなり傑作を出してしまったアレックス・ガーランド。AI技術が進化すればするほど深みが増す近未来のSFスリラー。もう、大好きです。役者もみんな素晴らしくて、ガーランドの監督としての腕も確かだと証明する作品です。

Annihilation / アナイアレイション -全滅領域 -(2018年)

監督・脚本:アレックス・ガーランド

  • 生物学者で元兵士のレナ(ナタリー・ポートマン)の夫は、米国の海岸地帯で拡大を続けていた不可解な現象が起こる謎の領域"エリアX"の調査へ行くことになります。しかし調査隊は音信不通の行方不明に。そんな中、エリアXから夫だけが生還するも、瀕死の重傷を負っており意識不明の昏睡状態に。レナは、夫の身に何が起きたのか、真相を解明するため自ら調査隊に志願してエリアXへ。そこで調査隊は、生態系が突然変異を遂げて生まれた異様な景色と生物を目撃することに。それは見た者の生命と精神を脅かすほど美しく危険な領域。彼らが目にした想像を絶する真実とは!?

ゆっくりと燃えてゆく、喪失などの人間の感情をテーマにした哲学的なSFスリラー。ガーランドのベストではないと思うけど、その不気味な世界観や、静かに迫ってくる恐怖感など、独特な雰囲気は唯一無二です。夢のような、悪夢のような。もう一回見よう。

Devs / デヴス(2020年)

監督・脚本:アレックス・ガーランド

  • リリー・チャンは、シリコンバレーのIT企業・アマヤのエンジニア。恋人セルゲイの不審な死をきっかけに、社内で何者かにより不正が行われていると確信する。独自に調査を開始したところ、まもなく一連の出来事の黒幕は、アマヤCEOのフォレスト氏と会社の極秘開発部門“DEVS”であることを突き止める。真実を追究していく過程で、同社の技術部門のおそるべき陰謀が明らかになる。

だいぶ前のニュースレターでも紹介した超おすすめのSFテレビドラマ。舞台が近未来の大手IT企業と、隠れて開発されている量子コンピューターの話です。ストーリーテリングのギミックとして最先端の技術はとてもうまく使われていて、とにかくアレックス・ガーランドってめっちゃくちゃ頭がいいってことがわかるシリーズです。

長くなりました!皆さんはどうですか?アレックス・ガーランドの作品でお気に入りはありますか?また彼の作品の印象などもコメントで聞かせてください!

10月13日配信のニュースレター、今週の限定記事はこちらです!

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