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【今日の授業】初級復習中/ドイツの学校制度

今日の授業はオンライン。10年生男子。

ドイツの学校制度をかいつまんで説明

ドイツの学校制度をかいつまんで説明すると、ほとんどの州(ベルリンは6年制)が4年生までが小学校で、5年生から次の学校に行く。

このとき選択肢はざっくりな言い方だと進学コースか職人コースか。
進学コースはギムナジウムで、職人コースは、実業学校(Realschule)や総合学校(Gesamstschule)などがある。
いわゆる義務教育は日本と同じく、中3の年齢まで。
進学コースだとラテン語とか必須第二外国語をやるけど、職人コースだと実用英語をやって、第二外国語は選択だけなど、授業内容が違うらしい。

進学コースも私の住む辺りはさらにG8とG9という2つのコースがある。
G8はギムナジウムの在学年数が8年、G9は9年ということ。
日本や隣国などがG8と同じ年数なので、ドイツもおいつこうとして、一旦すべての学校はG8にしたけど、やっぱりゆっくりコースがいいねって最近戻りつつある。
ドイツ内でも東ドイツはずっと8年だったので、今でもほとんどG8と聞いている。

ギムナジウムの最初の2年、5,6年生は初等課程、G8の7~9年生、G9の7~10年生が中等課程、最後の3年が高等課程になる。
日本でいう、小学校高学年、中学校、高校に相当する。
G8とG9の違いは、中学校が3年か4年かみたいなもん。

繰り返すけど、日本や欧州の他の国は中学校が3年の計8年なんだけどね。
つまり、ドイツのギムナジウムでG9を通常通りに卒業すると、日本の大学1年生修了の年になる。
なんとなく、頭のいい子はG8に行く気がします。
ちんたらやらない!?

娘たちのギムナジウムでは、6クラス中1クラスがG8、残りがG9コース。
高等課程では、要は学年1つ下だったG8の子たちが合流する感じ。

でも、ドイツは留年はかなりあるし、飛び級もたまにあるし、小学校入学からして、5~7歳くらいで入ると幅があるので、年齢は多分誰も気にしないと思われます。

ちなみに私の生徒さんは100パーセントギムナジウムの生徒、卒業生です。(あ、小学生もいるけど)

そんなわけで今日の授業

ギムナジウム10年生なので、中等課程の総仕上げ中。
テストも多くて、それなりに大変そう。
イケメンなので、イラストを彼のイメージで選んでみました。
(いや、もっと濃い感じだけど)

彼は完全に理系脳。
だから、文法の変化のルールなんかはすぐに頭に入って応用できる。
しかし、週に一時間の授業以外で勉強していないので、最近新出語彙が覚えられていない。

よって、ここのところ復習タイムにしています。
私は大学でGenkiを使っていて、この教材がとてもいいので、賢い子にはこれを勧めて使っています。

彼とは9課まで進めたけど、復習中で、今日は先週の続きの1課と、2課をしました。
文法の再確認、練習問題と動画教材と語彙。
語彙は大分OKなので、分からなかった言葉で文作り。
その文を授業後にメールして、次の授業までに読むのが宿題です。

形容詞が出てくる5課ぐらいからは、この復習にくわえて、もっと会話のアクティビティを入れようと思っています。

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