学年終了! ドイツの学校の進級制度
我が家の子どもたちは本日学校の最終日でした!
長期休暇前の金曜日はこの辺りの学校はどこも授業が3コマだけになります。
だから、友だちとタピってくると言ってたけど、暑くてやっぱりアイスを食べてきてましたw
もちろん、授業と言っても、年度の最後の日なので、最後の時間は成績表配布のホームルームです。
その前の2コマは、次女のクラスは「朝食会」。
(昨日まで旅行に行ってたんだから、もう行事いらんだろw
ちなみに次女の担当は「紙ナプキン」。楽でよかった~w)
長女のクラスはKahoot!をしたそうです。
(Kahoot!はクイズを作れるサイトで、既存の問題もたくさんあるし、自分で二択、四択、記述式などの問題を作れるので、ミニテストもできます!
お勧め!)
実は、次女の友人が今日を最後に転校することになっていて、うちの姉妹とその子ともう一人近所の子と4人でアイスを食べながら、別れを惜しんで泣いたそう。
車で20分の隣の町に行くだけだけど、中学生にとっては遠いよね。
入学以来、3年間ずっと一緒にいたので、それはつらいと思う・・・
ドイツのギムナジウムは引っ越しによる転出入もそこそこあるけど、それより学業不振による放校、留年が多いので、毎年ちょっとずつクラスの面子が変わっていきます。
(5~10年生までクラス替えはない。
ちなみに小学校も4年間クラス替えがない!)
次女の学年の1つのクラスはなんと3分の1が放校、留年になってしまうので、そのクラスを解散して、残りのクラスに割り振ることになったそう。
次女のクラスも、もともと8人しかいなかった男子がほとんど放校、留年になり、新学年は男子2名になってしまうことになっていたので、新しい同級生が増えるらしいです。
ちなみに「放校処分か留年」の分かれ道は、小学校のときに担任の先生が「ギムナジウム進学推薦状」を出していれば、留年してよく、出していなければ放校(もうチャンスがない)となるとのこと。
なお、同じ学年は同じ学校で2年しか繰り返せないので、2回落ちた場合も放校処分になります。
(でも、2年目でOKになり続けるなら、1つの学年を2年ずつやっていくことは可能!)
それなら入学のときに推薦の有無で入学の許可を出してくれればいいのにと思うけど、このときは郡は小学校の先生の意見を無視で、親の希望で決めてしまうのです。
希望者が多い場合は抽選!
だから、推薦のない子が入れて、推薦のある子が入れないということが起きてしまいます。
その後、推薦のない子が放校になるくらいなら、最初から推薦ある子を入れておけば、安定した学校運営ができると思うんだけど・・・
もちろん、小学校4年生の時点で先生がその子が大学に行けるのか(ギムナジウムに進学してやっていけるのか)、行かないか(実業中学高校に行く)を決めるのは難しいと思います。
当時は勉強できなかったけど、あとで巻き返せたということもあるだろうし、反対に小学校のときは勉強できたのにねってこともあるでしょう。
でも、蓋を開けてみると「ああ、やっぱり小学校の先生の考えは正しかった」と思うケースが多い気がします・・・
なんだろう、勉強自体というより、学習習慣だったり、親の考え方だったり、本人の行動とかなのかな。
そもそもドイツの学校の入学の年齢はバラバラです。
基本的には入学する年の7月1日時点で6歳になっている子。
(夏休み明けの8月中旬か9月上旬に新学期スタートだから、夏休みに誕生日の子は7才になっている)
但し、それには郡の健康診断と幼稚園の先生、小学校の先生(1日小学校の体験入学に行く)、保護者の判断がそろわないとなりません。
もし、外国から来たばかりなどの理由でドイツ語が足りないと判断されたり、情緒不安定で小学校生活は心配だと幼稚園の先生が思ったりした場合は、1年遅らせることもあります。
さらに、入学する年の7~12月生まれの子は、希望して健康診断等で許可が出れば1年早く小学校に入ることもできるのです。
ということで、小1のクラスに5~8才がいるのが普通。
さらに1年留年した子もいたりすると、5~9才です!
途中で飛び級もあったりするので、小学校のころからまあ結構ぐちゃぐちゃ。
ギムナジウムに行くと留年が増えるので(今回の次女の学年のクラスのようにクラスの3分の1が留年とか!)、本当にクラス内の年齢差はばらばら。
別に年上だとか、先輩だかという意識はないので、あんまり問題はないのかもしれないけど。
でも、基本的にクラス替えがないので、出来上がったクラスに入る居心地の悪さというのはあるかもしれません。
ともかく、次女は人見知りで、男嫌いなので、親しい友達を一人欠いて、新しい同級生が一気に増える環境は喜ばしくないようです。
そうそう二人とも前期の成績が結構ひどかったけど、後期の成績は大分アップでほくほくと帰ってきました。
この調子でがんばってほしいものです。
とりあえずは夏休みだ~!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?