【今週の授業】ドイツをテーマに詩を書く 等
オンライン授業 from イタリア
いつもドイツの自宅か、彼氏の住むオーストリアからオンライン授業を受けている人の背景が違った。
「今どこですか?」
と聞くと、
「イタリアです」!!!
彼が休みで、思いついてローマに旅行することにしたそうな!
前日にホテルとフライトを取って、出発したらしい。
せっかくなので、お休みにしたらよかったのにというと、どうせ彼もジムにトレーニングに行かないとならないから、と。
彼はプロのスポーツ選手なので、毎日トレーニングをするそうです。
ホテル選びの項目の1つだ!
自分に関係ないから、スルーしてたけど、確かにチェック項目があるかも。
こういう人が利用するんだ~!
1日のスケジュール:〇時に---しました。---でした/---かったです。
開始の2月から遅々として進んでいなかった6年生女子。
とりあえず半年近くたって、入り口のある程度の文法は終わったので、スラスラでてくるまでは、毎回週末の報告をしてもらうことを宿題にした。
復習を一切しないと、週1の授業じゃ語学は無理なんだよね。。。
大学の会話テスト「どんな音楽が好きですか」
今期の中間テストが今週で、希望者は口頭テストを先にしてもいいことにしたので、先日3組が終了。(残りはテスト当日)
テーマは、「どんな---が好きですか」で、理由を聞いたりのやりとりをしたあと、「---ましょうか」で、一緒に何かをすることを計画するというもの。
事前にテーマを伝え、パートナーを決めて練習してもいい、という前提での口頭テストなので、丸覚えでもいいのです。
先にやった3組は丸覚えじゃなかったけど。
文型を覚えて、応用できたら十分だからね!
ちなみに一番初級のクラスのテーマは、「初めて誰かと知り合う」。
名前を聞いたり、専攻を言ったりという、一番最初の部分です。
昨年の10月末から2月上旬に前期の授業、4月末から今期なので、学習期間7カ月ほどなんだけど、ここまで話せるようになるもんだ!と感心。
でも、やっぱりちゃんと文法できる人と、べらべら話してるだけの人との差が大分ついてきた!
みんな、がんばれ~!
アニメのシーンの描写「~ています」
にほんごクラブは、この間みんなで一緒に見た「千と千尋の神隠し」の静止画を使って、シーンの描写。
言いたいのに必要な言葉は
「●●は日本語で何ですか」
で、いくらでも聞いていいことにする。
みんなの言いたいことが、覚えたらいい言葉だからね。
なかなか面白くて、ためになります!
https://www.ghibli.jp/info/013772/
お母さんはどんな人? 「---と思います」
小学生姉妹は、ショートフォーム(常体)。
日本語の教科書は多分全部、「ですます」の敬体(ロングフォーム)から始まる。
私が好きなGenkiでようやく8課で常体が出てくる。
ここで出てくるのは、Informal Speech、~と思います、~と言っていました、の3つの目的。
Genkiは英語の説明があって、Informal Speechと書いてあるけど、これだと英語圏の人は分かりにくくないんだろうか。
例えば、上司と部下、先生と生徒など、話し手により常体と敬体を使うことがある。(一応説明はあるけど)
ドイツ語は、英語のYouに相当する語がSie(敬称)とDu(親称)の2つがあるので、敬体はSie、常体はDuというとすぐ伝わる。
親称は家族や友だちと使い、敬称は見知らぬ人や仕事で使う。
仕事でも友達になれば、親称を使う。
日本語と大きく違うのは、上司と部下などでも、Sieなら互いにSieと呼び合うことだ。
以前は中学生相当までDu(下の名前で呼ぶ)、高校生相当はSie(苗字+さん(Herr,Frau)で呼ぶ)というのが普通だったらしいけど、最近は日本みたいに、先生は生徒をDuで呼び、生徒は先生をSieで呼んでいるみたい。
そんなわけで、ドイツ式親称としての常体は導入済だったけど、ドイツ語でいう副文になるときも常体だよ、という練習。
いろいろと、「●●はどうですか?」と質問してき、「~と思います」で答えてもらっていた。
「お母さんはどんな人ですか?」
「・・・。Strengは日本語で何ですか?」
Strengは「厳しい」ですww
お母さんはいつも後ろでサポートしてるんだけど、苦笑いしてたw
たにかわしゅんたろう やく「スイミー」
小2教科書のハイライト(?)スイミー!
補習校のときは、ペープサートで劇にするのが好きだったなあ。
音読してもらったら、
「スイミーって日本人が書いたの?!」
??
「たにかわしゅんたろうって日本人でしょ~!」
よく見て、「やく」って書いてありますよ。「レオ=レオニ さく」とも書いてある。何が違いますか?
「『さく』は絵を描いた人?」
「ふきのとう」に戻ってみよう、ここは「さく」と「絵」に違う人の名前が書いてありますね?
「『さく』は作った人?」
そうです! じゃあ、『やく』は?
「・・・・。!! 翻訳した人?!」
「翻訳」という言葉は知っていたわけです。
でも、「やく」と結びついていなかった。
こういうことは小さいうちによくありますね。
外国語学習でも、ああ!あれってこれのことか!ということもある。
この点と点がつながって、線になる瞬間に立ち会えるのは、教えることの醍醐味の一つだと思う!
「ドイツ」をテーマに詩を書く
中学生。海外子女文芸作品コンクールに出す詩が今週の宿題です。
コンクール自体に指定はないけど、先生の考えたお題が「ドイツの暮らし」で、比喩や倒置法や擬人法を使いましょう、と。
最初はブレインストーミングで、ドイツのいいところ、悪いところをたくさん出してもらった。
作文はマインドマップを使うのがいいですね。
でも、私の思うドイツのいいところが、この生徒さんからは全然出てこない!
うちの子たちもそうですが、ドイツに生まれ育って「当たり前」のことと、私のように他国から来た人の視点は違う!
もちろん世代も全然違うんだけど。
私の愛するドイツのいいところに、ドイツ生まれの若者は全然気づいていないというのが、面白かったです。
同じことが日本生まれの若者に言えるはず。
娘を初めとするドイツ人が「いいなあ、日本!」と思うところを、きっと日本人はぴんと来ていないと思うのです。
視点をグローバルにしてみて、初めて気づく自国のよさ(または悪さ)というのがあると思います。
かわいい我が子、生徒たち、たくさん旅をしなさい!
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