カラス?燕? 我が家の朝ご飯
平日は各自が適当に朝ご飯を食べる。
子どもらの帰宅が14時なので、我が家の昼食は遅い。
子どもたちは6時過ぎに朝食を食べた上、学校の休憩時間に食べる「朝食」を持っていく。
2回目の朝食! ホビットか!
でも、この習慣は幼稚園からなので(よその家庭は家で食べてない場合もある)、ドイツ人は大人になっても、オフィスで朝食(軽食)を食べる人が多い!
フルーツとか、サンドイッチとか。
うちの子たちはここのとこホットサンドがお気に入りで、持っていくけど、もちろん冷ましてから弁当箱に入れている。
そうじゃないとびちゃびちゃになっちゃうからね。
焼いた形跡のあるランチパック(っていうんだよね、パン)みたいなものか。
中身は定番がハムかソーセージ(スライス状の)とチーズ、ケチャップ。
変わり種はツナマヨとかコーンマヨ、ゆで卵マヨ、カレー風味のマッシュポテト、とんかつソースと千切りキャベツとハムなどなど。
ずっと朝食はトーストだったけど、弁当でもパン(トースト)を食べるので、かわいそうかと思って、しばらくコーンフレークを買っていた時期もあった。
ただ、長女がラクトース不耐性で生乳がいまいち(ラクターゼ錠剤をのめば大丈夫)で、次女がどこかお泊まりに行ったときミュースリーがおいしかったというので、買ってみた。
ミュースリーは燕麦にナッツやドライフルーツなどがミックスしてあるもの。
長女はナッツもレーズンも好きじゃなく、2種類買っていたこともあるんだけど、そのうちHafer/燕麦フレークを買うようになった。
燕麦は穂の形が燕に似ていることからその名がついた。
野生種はカラス麦で、栽培用を燕麦と呼ぶらしい。
鴨と家鴨みたいなもんだ!
(ドイツ語ではどちらもEnte、多分英語もどっちもDuck)
押麦という言葉もあって、それがこのフレークなのかと思ってた。
でも、押麦は大麦らしい。
英語のOatからオート/オーツ麦という呼称もあるようだ。
子どもたちはこの燕麦フレークにそれぞれナッツやチョコチップや生やドライフルーツを入れ、ヨーグルトや牛乳を入れて食べている。
ドイツでは燕麦は基本的に馬の飼料とされていたらしい。
その後、1900年代にスイス人医師がミューズリーを開発し、人も食べるようになったとか。
欧州ではイギリスやアイルランドなど寒くて小麦が作れないところは以前から燕麦を食べていたようだ。
私が好きなジェフリー・アーチャーの小説によくポリッジが出てきて、イメージができなかったけど、燕麦の粥だったんだよね。
数年前に日本でブームになったときに、同僚に燕麦でもおにぎりが作れるらしいと聞いて、私も米のように雑炊や粥にして食べるようになった。
最初はスープ類が余ったら翌朝雑炊にして食べていたんだけど、最近は水、粉末だし、しょうゆに燕麦と卵を落としてレンジでチンで食べている。
トーストより腹持ちがいいのがありがたい。(なんせ昼食は14時!)
全粒粉なので栄養価も高いし、1袋1ユーロしない!
乾燥していて日持ちもするので、ストックもできる。
万能食で、お勧めです!
※写真は小麦です。