文房具業界とともに~他社とのコラボレーション~
みなさん、こんにちは。
関東以西ではまだまだ暑さがひいていきませんが、今週末にはいよいよ秋がやってくるようで新たな季節をしっかり楽しみたいと思います。
それに伴い、酷暑疲れもやってくると思って、皆様も引き続きご自愛ください。
さて、私たちは黒板で使うチョークをはじめ、キットパスなど文房具の業界で商売をさせていただいております。すでに90年近く時が経ちますが、日本理化学工業の前身である大山商会(文具や日用品を取り扱う小さな問屋)から見れば100年以上も文具業界にお世話になっております。
弊社は炭酸カルシウム製チョーク(白墨)の製造販売からスタートしましたが、それ以来、全国の問屋さんを通じて学校や工事現場などの最終ユーザー様へ流通いただいております。
おかげさまで、日本で使用されるチョークの約7割は弊社のダストレスチョークを使用いただいているのも、全国の問屋さんが「身体にやさしいチョークを」あるいは、「障がい者とともに頑張る会社だから」と応援いただいた結果なのです。
先日もある問屋さんの役員の方から、「50年以上もダストレスを扱ってきたが、30年くらい前に障がい者雇用のことを知って、みんなでダストレスを売っていこう!と話していたことを思い出した」と仰っていただきました。
ホタテ貝殻をリサイクルしたチョークになる前ですし、素晴らしいチョークをつくる会社がたくさんあったときに、選んでいただいたのです。
その中で、私たちはそのご恩に応えてくることができたのか?という自問もありますが、何よりもまず感謝であり、お役に立てることはお客様が求める良い商品をこれからも確実に提供し続けることだと改めて強く思いました。
そして、さらに進めていきたいことは、ほかの文具メーカーさんとのコラボレーションです。
日本は世界品質の文具メーカーばかりですから、そのメーカーさんとコラボレーションしながら「使いやすさ」はもちろん、「楽しさ」「機能面の素晴らしさ」をより多くの方に伝えていきたいと思っています。
最近では、スケッチブックのマルマンさん、消しゴム(まとまるくん)のヒノデワシさん、収納箱のデビカさんと、いずれも老舗で誰もが知る文具メーカーさんと協働商品を製造しています。
文具業界では、8月後半から10月中旬にかけて全国の問屋さんが「見本市」という小売店様や販売店様との商談会を各地で開催します。私たちも少ない営業担当社員が手分けをしながら、新製品やおすすめしたい商品を紹介できる場として全国を飛び回ります。
今も売り買いの場ですが、集客につながるイベントの提案など連携して「伝える」ことも協働する場にもなってきました。
まさに未来づくりへの共働態として機能していくことが私たちにも必須となりました。
だから、1社だけで行うことだと窮屈になることでも、他社さんと一緒に歩めるとなると進める勇気も倍増します。
多くの仲間がいる業界、素晴らしい品質の宝庫である業界の中で商売ができること、感謝するだけでなく、感謝がもらえる動きを協働商品・イベントに代えて提案していきたいと思います。
日本の文具は、間違いなく世界一の品質を、そして機能を持ち合わせています。世界中の方々に知っていただき役に立っていくためにも情報の発信含めて「ひとつ」になり、その道がつくられていくことを期待しています。
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