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津軽弁の神秘よ

こんにちわ、キャサリンです。
今日は前回予告した津軽弁についてお話ししていきたいと思います。

ノリノリで北海道のことを話していたはずなのに、どうして津軽・・・?
って思われたかもしれませんが、北海道と津軽は切っても切り離せません!!!
一蓮托生!!(たぶん)

まずは、前回のおさらいです。

日本列島への三陸路

キャサリンの妄想では、超古代の日本列島には少なくとも陸路で三方向からの往来があったんじゃないかとわめき散らししました(言い方)
海水面が今よりもずっと低かったため、今は海でお魚さんしか行き来できないところも、浅瀬だったり陸地だったりしたんじゃないかってことでね。
もっと言うなら日本列島はもっとユーラシア大陸に近かったんじゃないかとも言われておりますのでね。

そして、ここ北海道は日本列島の玄関口でありながら、列島を北上してきた人たちの終着点でもあったんじゃなかろうに?と。

そして、本州と北海道を繋いでいるのがご存知!津軽海峡。

つ〜がるぅ〜 つ〜がるぅ〜 つ〜がるぅ〜 ♪

つまり必然的に、津軽も大変賑わっていた土地だったんじゃないかなと。

まぁ、地図だけ見てるだけじゃどうとでも言えるのでまさしく夢物語なんですが、私はそこでふと津軽弁の存在に行き当たりました。

ということでまずは津軽弁の特徴についてを引用でおさらいしましょう。

五所川原市観光協会HPより抜粋

〝文字にするのは私たち津軽人でも困難なくらいです〟

・・・!?
ちょっとこれはかなり衝撃的な一文ですねwww
ひとまず先に進みます!w

つまり津軽弁は
①他の言語と比較して文字と音の一致度が低い
②同言語体である日本人でも聞き取れない

ということになります。

それでは、それぞれの特徴について深掘りしていきましょう。

①他の言語と比較して文字と音の一致度が低い

これは当たり前のようでいて、非常に大きな特徴です。
現代人が「こんにちわ」という音を文字に起こした場合に100パーセント「こんにちわ」と表記できるのは、文字と音が一致しているからです。

これは音楽に例えるとわかりやすいんじゃないかと。
〝ド〟を出力する時に、同じ音であっても楽器によって聞こえ方は全く異なります。
これは楽器によって含まれる倍音が異なるからであり、これによって異なる音色に聞こえるんですね。
でも、楽譜で表記するにあたってはあくまで〝ド〟として出力されます。

このように、文字=音ではないんですね。
文字というのは、伝達をより効率化・汎用化・長期化等々するための手段なのですね。
より便利にするために、多くの人が一致できる最大公約数を文字化したと考えるのが妥当でしょう。

その結果、我々は「こんにちわ」を「こんにちわ」として文字起こしすることを当然のこととして行なっているんですね。

そして、ここで考えて頂きたいのですが

文字に対する依存度が低いとどうなると思いますか?

日常生活を送るにあたり、音は必要不可欠です。
それは共同体の中で意思の伝達をする必要があるからです。

しかし文字はどうでしょうか?
しょっちゅう顔を合わせる相手との意思疎通に、文字でのやりとりは通常必要ありません。
音で伝えればいいからです。
文字を使用することは道具が必要になりますし、伝達速度が低くもなります。

つまり、音と文字を一致させる必要性が低くなるということになりませんか?

そうなると、文字というのはあくまで後発的な者でしかなく、より長く続くのは音の方だということになります。

そこで今度は②の特徴を深掘りしてみましょう。

②同言語体である日本人でも聞き取れない

これは皆様ご存知のことと思いますが、津軽弁を津軽弁話者以外が聞き取ることが非常に困難です。

五所川原市HPによると(諸説あります)

・語源は古語(大和言葉)とアイヌ語が交じったもの
・中央からの密偵に意味が分からないようにするため
・冬、口を大きく何度も開けると口の中に雪が入るので口を開かずできるだけ短く【特徴】
口はあまり開かない、短い、濁音が多い

ふむふむ。
どれも納得の理由だと思います。
しかしながら、臍曲がりキャサリンはこうおもふ!!!

「それなら他の地域だって条件同じでは!?」


そうなんです。
臍曲がりですみません。
でも、言われてみればそうでしょう!?
北海道や他の東北にだってこれらの条件は当てはまるし、何も津軽だけがほぼ独立した音を持つ言語にならんくない!?

そこでキャサリン考えました・・・。
津軽だけ・・・なぜ・・・?

・・・・・・あれ?

もしかして、津軽って交易の港だったんじゃないの?


キタコレ!!!これでしょ!!!!!(興奮)
そうだ!間違いない!
なんか閃いたからと今のキャサリンとっても満足しとる!!!
とりあえず寝よう!!!いい夢が見られそう!!!
おやすみ・・・(起きろ)

はい。
結論から申し上げますとこういうことです。

世界中から様々な言語を話す人たちが津軽海峡の港で交易をしていた。
多種多様な言語音に影響されて、津軽弁の特殊な言語音が確立された。

どうです?
しっくりきません?

現に津軽弁はフランス語の音に似ていると言われていたりもします。
フランス語の祖語はラテン語であり、古代ローマ人が使用していた言語と言われています。
またラテン語はヨーロッパの語源の祖とされています。
※もっとも私が津軽が交易港だと仮定しているのはそれよりずっと前の時代の話ですから、更にそれの祖となる言語ということになります。

私が津軽弁に対して抱いていた疑問は

いくら他の日本語と音が違うって言ったって文法は同じ日本語なんだよなぁ

だったんです。
そしてこの疑問は、この説で説明ができます。

いくら他の言語が身近にあったって、自身の使用する言語の確立されている文法にまで影響を受けたりはしません。
「りんごが好きです」が影響されて「アップルが好きです」と変わっても
「私は好きです、りんごが」とは変わらないでしょう。
※文章表現の場合は、語順を入れ替えて特定の言葉を強調させる手法が使用されることもありますが、あくまで話し言葉の場合にそれは当てはまりません。

つまり、

確立された言語を使用している上で、音だけ強い影響を受けた。

これは多くの外国語と日常的に触れ合っていたからではないでしょうか?

ところで私は、

北海道の日高に王朝があったと妄想している

のですが、通常、最も神聖な土地には多くの人々の往来はさせません。
かといって、交易の中心地とそう遠い場所でもない気がしたりもします。
何故かって距離がありすぎたら、情報の共有がしづらいですからね。

ということで、次回は津軽に交易港、日高に王朝があったと仮定して、当時の人々がどんなふうに過ごしていたかを妄想していきたい思います。


よしなに。

令和6年12月6日







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